ピアノの発表会の選曲で悩んでいる方へ、おすすめ曲をご紹介します。
今回ご紹介するのはブルグミュラー後半程度で弾ける 近現代の作品 です。
曲選びの参考にしてもらえると嬉しいです!
ピアノの発表会におすすめの曲【ブルグミュラー後半程度編】その③
ピアノの発表会におすすめの曲で近現代の作品をご紹介します。
今回はブルグミュラー後半程度のレベルに絞って選曲しましたが、生徒さんによってはレベルが前後すると思いますので予めご了承くださいね。
近現代の曲を弾かせたいなら・・・
ブルグミュラー後半程度で弾ける近現代の曲を集めました。
ブルグミュラー25の練習曲も後半に差し掛かってくると、譜読みにも慣れて表現力も高まってくる時期ですね。大人っぽい曲、カッコいい曲、少々難解な曲にもチャレンジできるようになっています。
それでは近現代のおすすめ曲をチェックしていきましょう!
小さな黒人/ドビュッシー
ドビュッシーの初歩的な曲の1つですね。繰り返しの多い曲なので譜読みが苦手な子にもおすすめ。
主旋律と内声のバランスに注意して弾きましょう。
「小さな黒人」はドビュッシーの「ピアノ小品集」に収録されています。
ワルツ・レント/メリカント
優雅な曲です。「レント(遅く)」というタイトルなので、ゆったりと気持ちを込めて、さらに緩急もつけながら弾きましょう。
「ワルツ・レント」はメリカント「ピアノアルバム」に収録されています。
ルーマニア民族舞曲より 棒踊り/バルトーク
バルトークの曲は男の子に人気です。
同じようなフレーズでも和音の響きが異なっているので、譜読みする際は丁寧に行いましょう。
同じルーマニア民族舞曲のなかから何曲か抜粋して弾くのもいいですね!
ルーマニア民族舞曲はバルトーク「ピアノ作品集」に収録されています。
バッタの行進/プロコフィエフ
小さい子だと解釈が難しいかもしれませんが、躍動感あふれる曲です。
速いテンポで弾いた方が雰囲気が出ると思いますが、中間部のユニゾンの細かい部分が崩れないように気をつけましょう。
曲集によってはバッタではなく「キリギリス」となっているものもあります。
タランテラ/プロコフィエフ
こちらの曲も「バッタの行進」と同じ曲集に入っています。男の子におすすめです!
左手の三連符が乱れないように弾けるといいですね。
「バッタの行進」「タランテラ」はプロコフィエフ「こどものための音楽」に収録されています。
エチュード/ハチャトゥリアン
この曲も小さい子には解釈が難しいと思います。楽譜をきちんとみて何拍子か、アクセントはどこにつくのか、たくさん音楽を聴いてみるのが上達への近道かと。
「エチュード」はハチャトゥリアン「こどものためのアルバム 第1集 少年時代の画集」に収録されています。
楽譜 ハチャトゥリャン/こどものアルバム 第1集「少年時代の画集」
騎士/カバレフスキー
男の子におすすめの曲です!ゲーム好きの子にウケそうな感じですよね。
裏打ちのハーモニーが重くならないように注意して弾きましょう。
エチュード/カバレフスキー
右手の指が回る子や、スケールが得意な子におすすめの曲。
激しさが伝わる演奏ができるといいですね。
「騎士」と「エチュード」は「こどものためのピアノ小品集」に収録されています。
ウクライナ民謡による7つの陽気な変奏曲/カバレフスキー
ちょっと長い曲にチャレンジしたいなら変奏曲がおすすめです。
変奏ごとにメリハリをつけるのが大変ですが、「変奏曲はこんな風にできているんだよ」と1曲ずつどのように変奏されているかを解説してあげると子どもも理解しやすいと思います。
「ウクライナ民謡による7つの陽気な変奏曲」はカバレフスキー「やさしい変奏曲集」に収録されています。
カバレフスキー/やさしい変奏曲集 Op.40-1、Op.51
夢/カバレフスキー
表現力がある子におすすめの曲です。
テーマは甘く歌うように、中間部は激しく、きちんと弾き分けられるといいですね。
「夢」はカバレフスキー「6つのピアノ小曲集 こどもの夢」に収録されています。
カバレフスキー:6つのピアノ小曲集「こどもの夢」 Op.88
ワルツ・スケルツォ(人形の舞曲 より)/ショスタコーヴィッチ
おどけた感じの曲です。同音連打がたくさん出てくるので指かえをきちんとしながらツブをそろえて弾きましょう。
「ワルツ・スケルツォ」はショスタコーヴィッチ「ピアノ作品集」に収録されています。
秋のスケッチ/ギロック
秋のせつなさが伝わる曲ですね。
ちょっと簡単なので、ソナチネ前半程度でも弾けるかもしれません。
「秋のスケッチ」はギロック「叙情小曲集」に収録されています。
雨の日の噴水/ギロック
表現力がある子におすすめです。
噴水がどうなっているのかを常にイメージさせながら弾かせています。勢いをつけるところ、ゆったりと弾くところ、メリハリをつけて弾けるといいですね。
雪の日のソリのベル/ギロック
こちらも情景がイメージしやすい曲ですね。
左手の指がきちんと回るテクニックを身に付けていないと、いいテンポで弾けません。日頃からテクニックの教本を併用してレッスンしておく必要がありますね。
カーニバルの舞踏会/ギロック
カーニバルというタイトルだけあって華やかな曲です。
「雨の日の噴水」「雪の日のソリのベル」と比べて難易度は低めですね。
「雨の日の噴水」「雪の日のソリのベル」「カーニバルの舞踏会」はギロック「こどものためのアルバム」に収録されています。
まとめ
今回はブルグミュラー後半程度で弾ける近現代のおすすめ曲をご紹介しました。
同じレベルで弾けるバロック~古典派の曲はこちらでご紹介しています。
同じレベルで弾けるロマン派の曲はこちらでご紹介しています。
今回ご紹介した曲が「ちょっと難しいかな?」と思ったなら、ブルグミュラー前半程度で弾けるおすすめ曲を見てください。
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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