ドキドキして臨んだコンクール。
演奏が終わって、生徒(子ども)はどんな感想を持つでしょう?
「上手に弾けた」
「いつもよりうまく弾けなかった」
「途中でミスして止まってしまった」
いろいろな状況が考えられますね。
そして、コンクールというものは必ず結果が出てしまうもの。
いい結果にせよ、悪い結果にせよ、先生や親は必ず生徒(子ども)に対して声をかけないといけません。
そのときどんな言葉をかけますか?
コンクール後に生徒や子どもにかける言葉

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結果が発表されると、喜ぶ子もいれば悔しくて泣いてしまう子もいます。
どんな結果にせよ、私は生徒にはこれを1つの経験と捉え、前に進んでほしいと願っています。
今回は、コンクールが終わって私が生徒に対して、どんな言葉がけをしているのかをご紹介しましょう。
よかったら参考にしてみてくださいね!
ねぎらいの言葉をかける
まずは「おつかれさま~!頑張ったね!」とねぎらうことから始めています。
「合った瞬間、先生はなんて言ってくれるんだろう?ミスしたところ怒られちゃうかな?」と内心ビクビクしている子も、なかにはいるかもしれません。
私も生徒時代「どこを注意されるのか」ばかり考えていました(笑)
なので、 注意したいこともあるかもしれないけれど、まずはちゃんとねぎらってあげます。
とにかく褒める
注意したいことが先に出てしまいがちですが、私はその前にたくさん褒めることにしています。
褒めることは大事です!
褒め方にもいろいろあると思いますが・・・
- 最後まで止まらないで弾けて偉かったね
- 緊張していたけど、音がはっきり出ていてよかったね
- テンポやリズムを体で感じて弾いていたのがよかったね
- この前注意したところがちゃんとできていたね
このほかにもいろいろあります。
上手く弾けた子とそうでない子で褒められることは違ってくるのですが、「うまく弾けなかった子」ほど、いろいろなことを褒めてあげるといいと思います。
課題となる部分を話す
褒めた後に、「もっとここがこうだったらよかったね」という課題となる点を話します。
生徒に合った瞬間「もう!なんでいつも通り弾けなかったの!?」なんて怒ってしまっては、生徒のプライドも傷つくし、もしかすると「ピアノが嫌」と思ってしまうかもしれません。
注意してほしいことを話す時も、できるだけ「短く簡潔に分かりやすく」を心がけています。
あれもこれも言ってしまうと、生徒も頭に入らないし、ネチっこくなってしまうので。
思うような結果が出なかった生徒には?
自分では満足する演奏ができても、入賞しないときだってあります。
そんな時は「今日はすごくよく弾けたけど、審査員の先生の好みとは少し違っていたのかもしれないね」と話すようにしています。
この辺りは、コンクール前にも触れておくとスムーズですよ!
こちらの記事をご覧くださいね↓
今後に向けて
「また大きなステージで○○ちゃんの演奏聴きたいな!」「また先生と一緒に頑張ろうね!」といった励ましの言葉をかけます。
保護者にも感謝の意を述べる
ここまで支えてきてくれたお家の方にも感謝の気持ちを伝えます。
「応援ありがとうございました。○○ちゃんも心強かったと思います。また次に向けて頑張りましょうね」
こんな感じでしょうか。
まとめ
コンクール後に生徒や子どもにかける言葉についてお話ししましたが、参考になりましたか?
ピアノのコンクールだけでなく、吹奏楽や合唱などのコンクールにも同じような言葉がけができると思います。
「褒めた後に注意する」ということは、日頃のレッスンでも同じことが言えます。
生徒のやる気を引き出す言葉がけについては、こちらの記事をご覧くださいね↓
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