ピアノを教えるときに使う教本・テキストにはさまざまなものがあります。それぞれアプローチの仕方が違っていたり、子どもが楽しいと思うような仕掛けがあったり・・・どのテキストも個性が感じられます。
幼児期(3~5歳くらい)の生徒にはどんなテキストを選んであげるとよいのでしょう?
それ以前の生徒へのおすすめテキストはこちらを参考にしてください。
幼児期におすすめのピアノ教本
今回は幼児期からピアノをはじめるときに使用する教本・テキストのおすすめをご紹介します。その教本の特徴も併せてご紹介しますので、テキスト選びの参考にしてくださいね。
みんなのオルガン・ピアノの本
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「この表紙見たことある!」「私も使ってた!」という人も多いのではないでしょうか?1957年に初版が発行されて以来のロングセラーなのが、ヤマハミュージックメディアから出版されている「みんなのオルガン・ピアノの本」です。
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2014年に新版も加わって、表紙が変わりました。 全4巻を通して次の段階の「ブルグミュラー25の練習曲」へ無理なく移っていけるようなカリキュラムになっています。
先生用の伴奏譜も載っているので、適当な伴奏がつけられなくても大丈夫!
1巻では5指内で弾ける曲だけを収録。真ん中のドから上下1オクターブまで使って、左右交互に使ってメロディーを弾きます。その後両手へ。両手は左手が単音と2重音の伴奏まで。
NEW なかよしピアノ・レパートリー
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ヤマハ音楽振興会の「ピアノスタディ」が新しくなり、 幼児期バージョンとして作られたのが「NEW なかよしピアノ」 です。全ページカラーで、曲のイメージが膨らみやすいかわいいイラストがいっぱいです。
「なかよしピアノ」は全2巻から構成されていて、その後「NEWピアノスタディ2」へとつなげることができます。
レパートリーブックに対応したCDやワークブックもあるので、レッスンで使用するだけでなく家での練習時にも役立つことでしょう。
1巻では右手の5指で弾ける曲を、その後左手の5指も経験します。両手はユニゾンや、左手伴奏が単音のものまで。
理解が早い子はどんどん進みますが、1巻後半くらいになってペースが落ちる子も・・・。
ぴあのどりーむ
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学研から出版されていて、田丸信明さんが編著しているのが「ぴあのどりーむ」です。 永田萌さんのふんわりやわらかなイラストがとてもすてきです。 女の子に人気のテキストですね。
「ぴあのどりーむ1」では、真ん中のドから上下に音域を広げていきます。指番号の導入から始まり、右手、左手、右手と左手を交代に使ってメロディーを弾くことを経験します。
3巻まで幼児向けとなっていて、テキストが横長に作られています。その後4巻以降、児童期バージョンになりテキストも縦長に。
ピアノひけるよ!ジュニア
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ドレミ楽譜出版社から出ている橋本晃一さん編著の「ピアノひけるよ!ジュニア」は、 子どもたちがよく知っている曲を使って学習していくテキストです。 全3巻。
ピアノ教本というと、あまり知られていないような曲や指の運動のために作られた曲が多いのですが、そういう教材には生徒は全然興味を示してくれなかったり、早々に飽きられてしまうことも多いですよね。
「ピアノひけるよ!ジュニア」なら「げんこつやまのたぬきさん」や「こぎつね」「とんぼのめがね」などの童謡を使ってレッスンできるので、生徒のモチベーションも上がります。
1巻では黒鍵2つ・3つの理解からはじまって、真ん中のドから上下に音域を広げていきます。
ほかの教材を使っていて両手で弾くことが難しい生徒のモチベーションを保つために、少し脇道的存在として使ってみる方法もありだと思います。
うたとピアノの絵本
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音楽之友社から出版されている呉暁さん編著の「うたとピアノの絵本」は、1巻が右手、2巻が左手、3巻が両手の編成になっています。
「絵本」というだけあって、尾崎真吾さんのイラストがほんわかしていて癒されます。
歌詞がついている短いメロディーを歌い、弾くことで音楽力を身につけていくテキストです。 歌が大好きな子におすすめのテキストですよ。
こちらも真ん中のドから上下に広げていくアプローチになっています。呉暁さん作曲の曲以外にわらべうたや外国曲なども含まれていますよ。
まとめ
いかがでしたか?ピアノ教本はたくさんありますが、生徒のレベルや興味に合わせて選ばないとレッスンが思うように進まなくなることも出てきます。
いつも同じテキストを使うのではなく、生徒に合わせて使用する教材も変えてみることをおすすめします!
具体的な教本の選び方はこちらを参考にしてみてください!
教本がどんどん進んで両手が弾けるようになったら、こちらのピアノ曲集もおすすめです!
もし「難しいのかな?」と思うようなことが出てきたら、1つ前のステップに戻りましょう。前段階のおすすめのテキストはこちらです。
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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