ドレミは読めるけれど、リズムが分からない生徒はどうすればいいの?
…とリズム読みが苦手な生徒を抱えている先生もいるのではないでしょうか?
近年アプリを使って学習する機会も増えていますが、デジタルが苦手な方やアナログが好きな方には、リズムカードがおすすめです。
この記事は
- リズム読みが苦手な人
- 生徒が楽しくリズムを学べる教材を探している先生
- 子どもとリズム読みを楽しく学びたい保護者の方
- デジタルは苦手な方
におすすめです。
楽譜を読めるようになるためには、 音程が分かるだけでなくリズムも理解できないといけません。
おんぷカードとリズムカードを併用して使うのが効果的です。
今回はレッスンで使えるリズムカードを集めてみましたので、ぜひお試しくださいね!
おんぷカードとの併用がおすすめ!
\おんぷカードのおすすめはこちら/
子どもが食いつく市販のリズムカードのおすすめはコレ!
リズムカードは自分で作ったり、インターネットでダウンロードして切って使ったりすることもできますが、
それはちょっと面倒だな
と感じる方もいるでしょう。
市販されているものは、
- 厚紙で作ってあるので丈夫で長持ち
- 角が丸くなっているので安全
- 絵やデザインがかわいいので子どもの反応が良い
というメリットがありますね。
リズムカードは、おんぷカードとの併用をおすすめします!
使い勝手のいいものを探そう♪
リズム遊びカードゲーム リズミー
リズムの表現がゲームを通して楽しく身に付けることができるカードゲーム「リズミー」は鈴木楽器製作所から出版されています。
- 表現カード(速度記号と強弱記号)
- リズムカード(レベル①とレベル②)
- 演奏カード(どの楽器でたたくか)
お題カードとして上記3枚のカードを並べ、その通りにリズムをたたけるか…というゲームです。
リズムカードはレベル①とレベル②に分けられているので、最初はレベル①だけを使用したり、演奏カードは所持している楽器のみに限定したりと状況に合わせて変更可能です。
リズムだけでなく、
強弱記号
速度記号
楽器の名前
も楽しみながら同時に学習できる画期的なゲームですよ。
動画もあるので、遊び方の参考にしてみてはいかがでしょうか?
クリスマス会のゲームにも使えそう!
みんなだいすき!リズムカード
学研から出版されている「みんなだいすき!リズムカード」はおんぷカードでもおなじみの丸子あかねさん監修にあたっています。
かわいい動物のイラストで、リズムカードをめくると音符の長さをりんごに例えて表現されているので、小さなお子さんでも理解しやすいでしょう。
また「リズムのおうち」というシート(4分の4拍子、4分の3拍子、8分の6拍子)も付属しているのが特徴。
こちらのシートはそれぞれ2小節のおうちになっているのですが、このおうちにリズムカードを並べていくことで、感覚的にその拍子にどんなリズムが入るか分かるようになっていきます。
ケースに入っているので、持ち運びにも便利な仕様です。
出張レッスンにも使えるね!
リズムカード(リズムのおけいこブック)
くおん出版のリズムカードは緑の箱が目印です。
リズムカードだけではなく、40ページあるワークブック(リズムのおけこブック)も付録としてセットになっているのが特徴。
このワークでは遊び感覚で音符の書き方を学ぶことができますよ。
リズムカードの裏にはいろんな動物のイラストと一緒に
たん うん たーあん
など、ひらがなでリズムが表記されているので、ひらがなが読める子どもなら自分で読みながらリズムを打つことができるでしょう。
大きなカードで見やすい!
ぷっぷるのリズムカード
ヤマハのキャラクター「ぷっぷる」とその仲間たちがデザインされたこちらのリズムカードは、ヤマハで学んでいる生徒にぴったりです。
ヤマハの教室に通っていなくても、見た目もとてもかわいいので興味を持ってもらいやすいでしょう。
導入期の生徒に扱いやすいサイズで、とても見やすいです。
また次に挙げる基本的な拍子や音符・休符・記号の名前の勉強もでき、長く使えるのも魅力的。
4分の4拍子
4分の3拍子
4分の2拍子
8分の6拍子
4分の2拍子や8分の6拍子にも対応!
楽譜学習フラッシュカード 音楽リズムカード ピアノ用
近年見かけるようになったのが、こちらの「めくるタイプ」のリズム学習カードです。
カードはリング式で取り外し可能なので、学習状況に合わせてレベル調整ができますし、携帯性も抜群です。
どんどんカードをめくって、次のカードへ進んでいくことができゲーム感覚で使えるのも子どもにぴったりですね!
4分の4拍子
4分の3拍子
8分の6拍子
8分の3拍子
このカードで学習できるのは、こちらの4つの拍子です。
8分の3拍子はあまり見かけないかも!
\読譜が早くなる教材はこちら/
打楽器を使ってリズム打ちをより楽しく
リズムの学習をするときは、手拍子のみで行う場合もあるかもしれませんが、打楽器を使うことでより楽しく身に付きます。
手拍子よりもやる気が出る
打楽器は小学校・幼稚園・保育園などでも扱う機会もありますが、そのパートになった子だけしか触れられないこともありますよね?
ピアノに限らず打楽器も生の楽器を使った方が、子どものやる気を引き出すこともできるので、ぜひ導入してみましょう!
週によって楽器を変えると、もっと喜びます。
今日はカスタネットがいいな♪
残響が少なくはっきりした音がでる打楽器を選ぼう
リズム打ちをする場合は、残響の多い楽器を選ぶと拍が分かりにくくなってしまうため、はっきりとした音を出せる楽器を選ぶのがおすすめです。
- タンバリン
- カスタネット
- ウッドブロック
- リズム太鼓(体育太鼓)
たとえば上記のような打楽器です。
ウッドブロックは強拍と弱拍で分けて叩くと、拍子感を身に付ける練習にもなりますね。
リズム太鼓(体育太鼓)がおすすめ!
ちなみに、リズム太鼓(体育太鼓)は体育用タンバリンとも呼ばれる楽器なのですが、一般的なタンバリンのスズの部分(ジングル)が無いものを指します。
学校の体育の授業やリトミックの学習でも使われることがある楽器で、リズムを打った際に「♪シャン・シャン」という音がしないので、音がはっきり聴こえます。
またマレットや太鼓のバチで打つため、「太鼓の達人」感覚で子どもたちも楽しく使用できるでしょう。
\リズムをはっきり打てる/
私も使ってるよ♪
使い勝手の良いものを選ぼう
気に入ったリズムカードが見つかりましたか?
市販のリズムカードには、切り取り線があって音価ごとに自分で切り取ってカードにするタイプもあります。
切り取ったカードはなくさないようにケースに入れて管理してくださいね。
リズム打ちの勉強は手拍子はもちろん、 カスタネットやタンバリンなどの打楽器でさせると子どもも興味を持って楽しく学習できます。
\おんぷ・和音カードも併用しよう/
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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