12月はピアノ教室や音楽教室で、生徒や保護者の方と「クリスマス会」を企画される先生も多いのではないでしょうか?
クリスマス発表会
クリスマスコンサート
という名目で企画をされている先生もいらっしゃると思います。
この記事は
- クリスマス会の盛り上げ方を知りたい
- 生徒や保護者が楽しめるクリスマス会を企画したい
- いつも同じでマンネリ気味で困っている
- ほかの教室ではどんなことをしているのか知りたい
という先生におすすめです!
クリスマス会は教室の生徒たちや保護者との絆を深めて、楽しい時間を共有する絶好の機会。
今回は、ピアノ教室のクリスマス会を盛り上げるためのアイディアをテーマごとにご紹介していきます。
準備や演出のポイントについても触れていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
特別な一日になりますように
コンサートプログラムを工夫しよう
クリスマス会は子ども会や習い事関係で開かれることが多いイベントの一つです。
もちろん、ピアノ教室や音楽教室でも
クリスマス会やってるよ~!
という声を聞くこともあります。
ピアノ教室では一般的な「クリスマス会」から一歩踏み込んで、メインイベントとして生徒たちに演奏をしてもらう機会も多いでしょう。
ここで演出を工夫することで、生徒にとっても、観客にとっても思い出深い時間にすることができますよ。
ここからコンサートプログラムを工夫する方法をご紹介します。
クリスマスソングをプログラムに取り入れる
クリスマスの雰囲気を盛り上げるために、ありきたりかもしれませんがクリスマスソングを演奏プログラムに加えるのがおすすめ!
以下のような曲は、生徒にも馴染みがあり、親しみやすい選曲です。
- ジングルベル
- きよしこの夜
- あわてんぼうのサンタクロース
- ひいらぎかざろう
- おめでとうクリスマス
- 赤鼻のトナカイ
- ウィンター・ワンダー・ランド
- もみの木
生徒に演奏させてもいいですし、講師演奏で行うのもアリですね!
ぷりんと楽譜なら生徒のレベルに合わせて、クリスマス曲のアレンジを選べます。
演奏動画も充実しているので、選曲するときにとても役に立ちますよ。
\一曲から購入OK/
デュエットやアンサンブル演奏を取り入れる
ソロ演奏だけでなく、先生や兄弟、仲の良い生徒同士でのデュエットや、全員参加の簡単なアンサンブル(合奏)もプログラムに加えると、コミュニケーションする場となり、楽しさややりがいを実感できるでしょう。
クリスマスソングに合わせて、簡単なリズムをシェーカー・鈴・タンバリンなどで鳴らすだけでも盛り上がりますよ!
\備品であるとなにかと便利/
カジュアルな雰囲気の発表会にしよう
いつもの発表会とは違い、クリスマス会はリラックスした雰囲気を演出しましょう。
参加した人みんなで楽しめるように、カジュアルなミニ・リサイタル形式での発表会も効果的です。
- 観客に対してクリスマスのメッセージを話してもらう
- 曲紹介は生徒が行う
- 司会を生徒に任せる
など、自由なスタイルを取り入れ、クリスマス会ならではの特別な時間を演出しましょう。
生徒にも協力してもらおう!
クリスマス装飾で雰囲気を演出しよう
クリスマス会の雰囲気を盛り上げるためには、会場の装飾が欠かせません。
クリスマスのテーマカラーである赤と緑を基調にした装飾をして会場を彩ると、生徒たちの気持ちも高まります。
会場デコレーションのポイント
クリスマスツリーやイルミネーションを使って教室をデコレーションすることで、一気に季節感を演出できます。
なんといってもクリスマスツリーは欠かせないアイテムです!
\あるだけでクリスマスモード/
このほか100円ショップに行くと、気軽に使えるクリスマス装飾アイテムもたくさんあるので、ぜひ覗いてみてください。
サンタやトナカイなどのマスコットを飾って、まずは形からクリスマスムードを高めていきましょう。
100均も侮れない!
生徒・保護者に手伝ってもらう
会場の飾りつけをすべて先生が一人で行うのは大変なので、 生徒にも協力をしてもらいましょう!
小学生は手先も器用になってきて
この材料で輪っかをたくさん作ってきてほしいんだけど、お願いできるかな?
と先生が頼むと、喜んで作ってきてくれます。
「先生から頼まれた」「任された」というのが嬉しい みたいですね。
頼んですぐには作ってこられないと思うので、クリスマス会の2週間前くらいにお願いしておきましょう。
飾り付けに生徒や保護者の協力してもらうと、準備の段階から楽しさを共有できて、クリスマス会の一体感も生まれやすくなりますよ。
ステージ上の演出も考えよう
演奏する生徒がステージ上で映えるよう、ステージも飾り付けるとクリスマス会の特別感が高まります。
- 小さいサイズのクリスマスツリー
- シンプルなリース
- 赤いリボン
- 小さなマスコット
などをピアノに添えるだけでも効果的です。
\ミニサイズなら演奏の邪魔にならない/
また、照明を少し暗くしてキャンドルライトを置くと、いつもの発表会と一味違う特別な雰囲気の中で演奏が楽しめるでしょう。
ステージ上をあまり暗くしすぎると「楽譜が見えない」というトラブルにもなるので、ご注意ください。
サンタ帽をかぶるのもあり!
クリスマスならではのアイディアとして、参加者全員がサンタ帽をかぶるという演出も盛り上がります。
サンタ帽は手軽に準備できますし、クリスマス会の一体感も演出できます。
写真撮影の際にもとても映えますよ!
しかし、思春期の生徒や恥ずかしがりやの生徒がいる場合はくれぐれもご注意を…。
そんなときは先生だけがサンタ帽をかぶって、クリスマス会を盛り上げましょう!
サンタ帽は100均で購入したり、生徒の自宅にあるものを持ってきてもらったりして準備してくださいね。
サンタがいっぱいで楽しいよ♪
ゲームやアクティビティで楽しもう
演奏会の後には、参加者同士が親睦を深めるための楽しいゲームやアクティビティを取り入れると良いでしょう。
年齢層やグループの人数に合わせた内容にし、笑顔あふれるクリスマス会にしたいですね!
いろいろなゲームがありますが、せっかくですから音楽を使ったゲームをしてみませんか?
イントロクイズ
先生が曲の冒頭をピアノで弾き、それを当てるゲームです。
小さい子でも分かるように、いろいろなジャンルをごちゃまぜにすると面白くなります。
- クラシックで有名な曲
- これまでに習ったことがあるピアノ曲
- 流行しているJ-pop曲
- 子どもに人気のアニメ曲(ドラえもん、アンパンマン、プリキュア、仮面ライダー、コナンなど)
- コンビニやスーパーのテーマソング
- CM曲
椅子取りゲーム
椅子取りゲームにも音楽がつきものですよね!
椅子取りゲームはクリスマス会を行う場所(スペース)と人数によってできる場合とできない場合がありますが、簡単なルールなので小さい生徒さんにも分かりやすいでしょう。
- 椅子を生徒の数より1つ少なく円状になるように置く
- 先生がピアノを弾く(またはBGMを流す)
- 演奏が止まったタイミングで生徒が椅子に座る
①~③を最後の1人になるまで繰り返していくだけ。
先生が弾く曲はクリスマス曲はもちろん、歩きやすいマーチの速さ(テンポが100~120くらい)のみんなが知っている曲もおすすめです。
音楽を使ってのビンゴゲーム
音楽にちなんだビンゴゲームは、ピアノ教室のクリスマス会にぴったり!
ビンゴなら幅広い年代の方に楽しんでもらえるでしょう。
- クリスマスソングに出てくるキーワード(「ベル」「雪」「サンタ」「トナカイ」など)を各自ビンゴカードに書き込んでもらう
- 先生が歌う(またはCDを流す)なかで聴こえてきたキーワードに〇をつけていく
- タテ・ヨコ・ナナメなどがそろったらビンゴ
ビンゴを達成した人には、小さなプレゼントを用意すると盛り上がりますよ。
おんぷトランプ
おんぷカードのように、ドレミを勉強しながら遊べる「おんぷトランプ」があるのをご存知ですか?
- 神経衰弱
- 七並べ
- じじ抜き
- 聴音かるた
など、さまざまな遊び方ができます。
いつものトランプ感覚で遊べるので、小さい子~大人まで苦手意識なくゲームに参加できるでしょう。
\レッスン備品としてもおすすめ/
\おんぷトランプはこちらでも紹介/
オタマトーンで曲あてクイズ
「オタマトーンってなに?」
という方は、一度動画をご覧ください。
オタマトーンは明和電機さんから発売されている指をスライドさせることで音程を変える電子楽器(おもちゃ?)です。
いくつかのサイズが発売されており、ソロで使うもよし、アンサンブルでハーモニーを奏でるもよし!…の演奏しても見ていても楽しい楽器です。
このオタマトーンを使って、曲あてクイズをすると盛り上がりますよ!
- 一人の生徒にくじ引きで演奏曲を決めてもらう
- オタマトーンでその曲のメロディーを演奏してもらう
- 正解した人にポイント加算
- 順番で演奏する人を変えていく
慣れていない人が演奏するとグチャグチャになり、何の曲を演奏しているのか分からなくなるのですが、それが大爆笑を引き起こし、とても盛り上がります。
生徒が演奏するのが難しいようなら、先生が演奏し生徒に答えてもらう方法でもいいでしょう。
くじ引きする曲は、クリスマス曲や小さい子でも分かる簡単なメロディーの曲(メリーさんの羊・きらきらぼし…など)がおすすめです。
\子どもも大人も絶対楽しい!!/
笑顔あふれるクリスマス会になるよ♪
クリスマスソングリレー
生徒をいくつかのチームに分けて、簡単なクリスマスソング(例:「ジングルベル」「きよしこのよる」など)をリレー形式で演奏するゲームです。
- 年代が満遍なくなるようにチーム分けする
- チームごとに一節ずつ(2小節~4小節など)交代しながら演奏していく
- リレーしながら最後まで演奏できたチームにポイントを加算
習い始めたばかりの生徒~ベテラン生徒まで、いろいろな生徒がいるので、
- チームごとのレベルがなるべく同じになるようにする
- 右手だけ(メロディーだけ)でリレーする
- ベテランぞろいなら両手でリレーする
- 連弾(メロディーパートと伴奏パートに分けて)でリレーする
などの配慮も必要になってくるかもしれません。
ゲーム感覚で参加できるため、生徒同士の親睦が深まります。
プレゼント交換
プレゼント交換も盛り上がりますね!
プレゼント交換も先ほどご紹介した椅子取りゲームのように、先生がピアノを弾いてあげるといいでしょう。
あらかじめ隣の人に渡すタイミングを練習させておくとスムーズに行えます。
プレゼントですが、あまり高価になると負担に感じてしまう保護者もいるので、クリスマス会を開く前に事前に予算を決めてその範囲内で準備してもらうようにしましょう。
- 500円以内
- 1,000円以内
など参加者の年齢層に合わせて、負担のならない範囲の予算を設定したいですね。
会費もいただくならプレゼント交換の予算は控えめに!
先生からのクリスマスプチギフト
最後に先生からプレゼントを渡すと、子どもたちは大喜びします。
とはいってもあまり高価なものをプレゼントするのは大変なので、「プチギフト」くらいのもので充分です!
会費制にするならちょっと価格帯を上げられますが、会費を取らないならお菓子の詰め合わせや鉛筆・ファイルなど気張らないものがおすすめです。
\クリスマスギフトはこちら/
フォトブースを設置しよう
クリスマス会の思い出を形に残すために、写真撮影スポットを用意するのも良いアイディアですね。
生徒や保護者が写真を撮影できるエリアを作って、楽しい雰囲気をさらに盛りげましょう!
- クリスマス仕様の背景
- ツリーやオーナメント、バルーンなどの飾り
- 可愛い小道具(サンタ帽やヒゲ、トナカイの耳など)
などがあると、演奏後の記念撮影や、友人と一緒に写真を撮る場面でも活用できて特別な一枚を残せます。
インスタ映えも狙える♪
\設置が簡単なものを選ぼう/
みんなが楽しめるクリスマス会にしよう
ピアノ教室でクリスマス会をするときのヒント、アイディアをいくつかご紹介しました。
せっかく音楽を学んでいるわけですから、クリスマス会も音楽でいっぱいにしたいですね!
演奏会だけでなく、デコレーションやゲーム、アクティビティを工夫し、皆が楽しく過ごせるクリスマス会を演出しましょう。
すてきなクリスマス会になりますように♪
\クリスマスとも関係していた!/
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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