【バルカローレを集めました】有名なバルカローレを聴き比べてみよう!

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有名なバルカローレを聴き比べてみよう
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バルカローレといえば、どの作曲家のどんな作品をイメージしますか?

バルカローレはヴェネツィアのゴンドラ漕ぎが歌っていたものが由来とされています。

「舟歌」とも呼ばれ、穏やかで美しい旋律が特徴ですが、実際に聴いた方がわかりやすいかもしれません!

この記事は

  • バルカローレの曲のイメージをつかみたい人
  • いろいろなバルカローレを聴いてみたい人
  • 有名なバルカローレを聴きたい人
  • 作曲家ごとの作風の違いを聴き比べてみたい人

におすすめです!

いろいろな作曲家のバルカローレを聴き比べて、イメージをふくらませましょう。

きれいな曲がいっぱい♪

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いろいろな作曲家の代表作を聴いてみよう

「バルカローレ」は性格的小品(キャラクターピース)に位置付けられるため、同じタイトルが付いた作品がたくさんあります。

クラシック界ではイタリア・ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの歌に由来しているといわれているバルカローレ。

ゆったりとゴンドラを漕ぎながら口ずさむ旋律をイメージして作られたさまざまな作曲家の「バルカローレ」は美しいものばかりです。

バルカローレの意味を理解したうえで、いろいろなバルカローレを聴き比べてみましょう!

\ バルカローレってなに? /

\ クラシック入門におすすめ /

ブルグミュラーのバルカローレ

ブルグミュラーといえば、ピアノを習っていると必ずといっていいほど出会う作曲家の一人ではないでしょうか?

ブルグミュラーのバルカローレを2つご紹介します!

「25の練習曲」より22番バルカロール(舟歌)

ピアノ経験者なら持っている人も多い曲集の一つ、「ブルグミュラー25の練習曲」の22曲目としてバルカロールが収録されています。

楽譜によって「舟歌」「バルカローレ」などいろいろな表記ですが、同じ曲です。

「18の練習曲」より14番ゴンドラの船頭歌

「25の練習曲」を卒業してから使用する「18の練習曲」にも、「バルカローレ」というタイトルではありませんが「ゴンドラの船頭歌(ゴンドリエの歌)」というタイトルで収録されています。

「25の練習曲」とはまた違った雰囲気で、旋律がとても美しい曲ですよ!

うっとりするね♪

ショパンのバルカローレ

ショパンといえば「幻想即興曲」や「ポロネーズ」「ノクターン」などが有名ですが、バルカローレも作曲しています。

舟歌 嬰へ長調 Op.60

ショパンのバルカローレは、日本では「舟歌」というタイトルで表記されることが多い曲です。

ヴェネツィアの陽気な雰囲気が伝わってきますが、そのなかでも激しさや繊細なメロディーが垣間見える美しい作品ですね!

バルカローレは8分の6拍子で書かれることが多いのですが、こちらの作品は8分の12拍子で書かれています。

8分を超えるバルカローレとしては長い作品!

オッフェンバックのバルカローレ

オッフェンバックはフランスで活躍した作曲家の一人。

オッフェンバックというと「天国と地獄」を作曲したことで知られているため、頭のなかが「運動会の曲を作った人!」となってしまいがちですが、きれいな曲も作っているんですよ!

ホフマンの舟歌

オッフェンバックが作曲したオペラ「ホフマン物語(1881年)」のなかで演奏される、ソプラノとメゾソプラノによる二重唱曲です。

「ホフマンの舟歌」として有名ですが、正式なタイトルは「美しい夜、おお 恋の夜よ」なのだとか。

ホフマン物語は主人公ホフマンの「3つの恋」がテーマになっているのですが、すべて失恋に終わってしまうというなんとも悲しい物語です・・・

どこかで聴いたことがある人もいるかも?

チャイコフスキーのバルカローレ

「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」など、数々のバレエ音楽やオーケストラ作品を残したことで有名なロシアの作曲家、チャイコフスキー。

チャイコフスキーは、ピアノ作品としてバルカローレを作曲しています。

「四季」12の性格的描写より 6月 舟歌 Op.37b

「四季」は1月から12月まで、それぞれ季節をテーマにした12個の作品で構成されていて、「舟歌」は6月の曲として作曲されています。

気候が暖かくなる6月に水辺に集まり舟に乗る・・・といったイメージでしょうか?

チャイコフスキーの舟歌は、ヴェネツィアではなくサンクトペテルブルクをイメージして作曲しているのだとか・・・

ト短調の哀愁感ただよう旋律で始まりますが、途中テンポが上がって激しく情熱的になる場面もあります。

物憂げなメロディー♪

\ 奇抜な発想もできるチャイコフスキー /

メンデルスゾーンのバルカローレ

ドイツの作曲家・メンデルスゾーン。

彼もまたピアノ曲集「無言歌集」のなかで何曲か舟歌を作曲していますが、無言歌集に含まれていない作品もあります。

  • ベニスの舟歌
  • ベニスのゴンドラの歌
  • ヴェネツィアのゴンドラの歌

など、さまざまな表記がされていますが、意味するものは同じですよ。

無言歌集 第1巻 「ヴェネツィアの舟歌 第1」 Op.19-6 U78 ト短調

メンデルスゾーンが作曲した舟歌のなかでも「第1番」と呼ばれているのがこの曲。

悲しく切ないメロディーが特徴的です。

無言歌集 第2巻 「ヴェネツィアの舟歌 第2」 Op.30-6 U110 嬰へ短調

メンデルスゾーンの「舟歌」というと、こちらをイメージする方のほうが多いかもしれませんね。

哀愁漂う抒情性あふれる一曲。

トリルの使い方が効果的なすてきな曲です。

ゴンドラの歌(舟歌) イ長調 U 136

メンデルスゾーンの舟歌というと短調のメロディーをイメージする方も多いかもしれません。

ですが、先にご紹介した「無言歌集」に含まれていない一曲にイ長調で作られた作品があります。

低音で響くメロディー~高音で受け継がれる3度の響きが美しい曲。

長調だとイタリア人の陽気さがあらわれるね♪

ラフマニノフのバルカローレ

「ピアノ協奏曲 第2番」でおなじみのロシアの作曲家ラフマニノフも、すてきなバルカローレの作品を残しています。

「サロン小品集」より第3番 舟歌 ト短調 Op.10-3

7つの作品で構成されるサロン小品集。

サロンとは貴族の間で開かれていた社交界の人々が集まる場のことで、音楽が生演奏される場でもありました。

音楽家にとっては自分の作品を発表したり、演奏の技術を披露する場にもなっていて、名を世に広める役割も担っていたといわれています。

そんなサロンのために作曲された作品の3つめが「舟歌」。

中間部でラフマニノフらしさが全開!

組曲 第1番「幻想的絵画」より1.バルカローレ Op.5

こちらはラフマニノフが2台ピアノのために作曲した組曲「幻想的絵画」の第1曲目に収録されている曲です。

揺れる水面がキラキラと光る様子がイメージできますね!

この動画の1曲目がバルカローレ!

フォーレのバルカローレ

近代フランスの作曲家・フォーレ。

フォーレといえば「パヴァーヌ」「レクイエム」「ドリー」などが有名ですが、「舟歌」のピアノ作品を13曲も作曲しています。

そのほか声楽曲としての舟歌もいくつか残しています。

舟歌 第1番 イ短調 Op.26

フォーレが作った「舟歌」の最初の一曲がこちら。

このころフォーレはまだヴェネツィアに行ったことがなかったようで・・・

曲の作り方もこの後にご紹介する曲と比べると、和声もわかりやすく演奏の難易度も低めです。

舟歌 第5番 嬰へ短調 Op.66

フォーレの舟歌のなかでも重要とされる一曲。

フォーレが実際にヴェネツィアを訪れたのは、第4番を作り終えたあと・・・

つまりこの作品を作る前だったといわれているので、現地でたくさんのインスピレーションを受けたと思われます。

8分の6拍子が多いバルカローレですが、この作品は8分の9拍子で作曲されています。

「3つの歌」より第3番バルカローレ Op.7-3

こちらはあまり有名ではないかもしれませんが、声楽曲の作品です。

作曲家それぞれの個性あふれるバルカローレ

さまざまな作曲家が残したバルカローレを集めてみましたが、知っている曲はありましたか?

同じ「バルカローレ」ですが、作曲家が生きた時代、作曲された背景などによってもイメージが変わってくるので面白いですね!

バルカローレについて、曲の定義や由来についてもぜひ知識を深めてから聴くと、あらたな発見があるかも?

\ 舟歌と舟唄って違うの? /

\ 同じ8分の6拍子でも全然違う! /

\ 同じゆったり系の8分の6拍子 /

この記事を書いた人

nabecco
nabecco
はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
有名なバルカローレを聴き比べてみよう

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