絶対音感はいつでも身に付けられるものではありません。
絶対音感を身に付けたいのであれば、できるだけ早期に音感トレーニングを始める必要があります。
この記事は
- どんなトレーニングをすれば身に付けられるの?
- 楽しく音感を鍛える方法はない?
このような疑問を感じている方におすすめです!
今回は絶対音感を身に付けるために、幼少期に自宅でできるトレーニングとして4つの方法をご紹介します。
参考にしてね♫
絶対音感を身につけたいなら早期教育がおすすめ
絶対音感は人間の耳の機能(聴覚)がほぼ完成する小学校低学年までに身に付けられないと、その後手に入れることは難しくなります。
なぜ小学校低学年までというタイムリミットがあるのかについては、こちらの記事で理由を説明しています
絶対音感を手に入れるための4つのトレーニング方法
それでは幼少期にどんな訓練を行えば、子どもに絶対音感がつくのでしょう?
ここから具体的な方法を4つご紹介します。
絶対音感が身に付かなくても音感は良くなるよ♪
①かんたんな曲をドレミで歌う
小さい子どもはまだ鍵盤を弾くことができないので、まずはドレミで歌うことに慣れさせます。
かんたんな短い曲(8小節くらいで終わる曲)を大人がピアノなどで音を取りながら、同じピッチ(音程)で真似して歌わせましょう。
たとえば
- 「メリーさんのひつじ」…ミーレドレ ミミミ ~
- 「ちょうちょ」…ソミミー ファレレー ドレミファソソソー ~
- 「さいたさいた」…ドレミー ドレミー ソミレドレミレー ~
- 「きらきらぼし」…ドドソソララソー ファファミミレレドー ~
など、子どもが親しみやすい曲がおすすめです。
正しい音程で歌えるかがポイント!
②和音をドレミで歌う
旋律をドレミで歌うほかに、 和音(ハーモニー)をドレミで歌うことも大切です。
いろいろな調の和音(Ⅰ Ⅳ Ⅴ7)をドレミで歌わせてみてください。
こうすることでハーモニー感が身に付くので、 曲を聴いただけですぐにコード進行を聴き取れる耳が養われるのです。
まずはかんたんなハ長調からはじめて、徐々に♯や♭がつく調にチャレンジしていくといいでしょう。
ピアノで音を取りながら、同じピッチ・正しい音程で和音を歌わせることが大事!
かんたんな3つの調の和音(Ⅰ Ⅳ Ⅴ7)は次の通りです。
- ハ長調・・・ドミソ ドファラ シファソ
- ト長調・・・ソシレ ソドミ #ファドレ
- ヘ長調・・・ファラド ファ♭シレ ミ♭シド
このあとはイ短調やニ短調、二長調、変ロ長調・・・という感じで調号が増える調に挑戦してみましょう。
③鍵盤を弾きながらドレミで歌う
子どもが鍵盤をある程度把握して弾けるようになったら、 ドレミを歌いながら弾くということをしてみましょう。
このときにピアノと同じ高さの音で歌えていないと、トレーニングする意味がなくなってしまう ので注意してくださいね。
特に子どもが小さいうちは弾くことだけに意識がいってしまいがちなので、となりで親が一緒になって歌ってあげるといいでしょう。
④音感トレーニングアプリで鍛える
音感を鍛えるアプリもいろいろリリースされています。
遊びながらゲーム感覚で音感を身に付けることができるので、小さい子どもも楽しくできるはず!
音感を鍛えるアプリについては、こちらの記事をご覧ください
スマホやタブレットに入れてみてね♫
絶対音感トレーニング本も参考にしよう
絶対音感を育てるためのトレーニング本もあります。
\ 子どもへの効果的な声掛けも学べる♫ /
\ レスナーさんにもおすすめ /
今回ご紹介した方法以外にも、絶対音感トレーニングにはいろいろなメソッドがあり、
「●●はいいけど▲▲はやってはいけない」
というような書き方をしているものも・・・
もしかすると、どの方法を選べばいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
でも大切なのは「子どもが楽しく学べること」ではないでしょうか?
お子さんに合った方法を探してみてくださいね!
身に付くまでは時間と根気が必要!
子どもに絶対音感を身に付けたいときに、お家でできるトレーニング方法を4つご紹介しました。
効果が現れ始めるまでは時間がかかります。
個人差があるので、3ヶ月くらいで身に付く子もいれば年単位をかけてじわじわと成長する子もいます。
できるだけ間隔を空けずにトレーニングしたほうが効率よく身に付きますよ。
あせらずゆっくりトレーニングしてみてくださいね!
親も子も根気が必要!
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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