絶対音感を身に付けられるタイムリミットと早期教育の重要性

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絶対音感には早期教育が重要
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ある程度大人になってから訓練で得られるとすれば、それは相対音感と呼ばれるものです。

では絶対音感をつけたいなら、いつまでに訓練しないといけないのでしょう?

絶対音感をつけるには、子どもの頃からの早期教育が必要です!

今回は、絶対音感を身に付けたい場合はいつから訓練すればいいのか、遺伝で身に付くのかなどについて解説します。

絶対音感と相対音感の違いが分からない方はこちらからお読みください

早速いってみよう!

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絶対音感はいつでも身に付けられるものではない

piano-boy

絶対音感を持っていると、ピアノや声楽、オーケストラ、吹奏楽・・・など音楽を学ぶ上でとても便利です。

耳がいいと音源をなんども聴くことによって、楽譜が無くても自分でその音楽を再現したり楽譜に起こすことが可能になります。

このように絶対音感は持っていれば便利な点もありますが、いつでも身に付けられるものではありません。

タイムリミットは【耳の発達】と関係している

絶対音感を身に付けられるのは、具体的に何歳くらいまでなのでしょう?

それには人間の耳の発達が、大きく関係しているようです。

お腹にいる赤ちゃんの聴力

ママのお腹のなかにいるときから、赤ちゃんの耳は聴こえているという話を聞いたことがありませんか?

ですから子どもがお腹にいるうちから話しかけたり、いい音楽を聴かせたりする胎教が大切なんですね。

ママが心地いい音楽を聴くと赤ちゃんが静かになったり、反対にガンガンにぎやかな曲を聴くと胎動が激しくなったり・・・という経験が私が妊娠中もありました。

人間の耳の発達曲線を見てみよう

人間の耳はどのように発達していくのでしょうか?

画像引用:ヤマハ音楽教室

上のグラフの「聴く力」という曲線を見てください。

このグラフから分かるように、 人間の耳は幼児期に急速に発達し児童期にはある程度完成してしまいます。

その後耳の成長は横ばいで、加齢とともに徐々に衰えていくのです。

スキャモンの発達曲線にも注目

音楽とはちょっと関係ないように思われますが、応用栄養学で学ぶ「スキャモンの発達曲線」も参考になります。

これは人間が20歳になるまでに、身体の機能がどれくらい発達するかを示したものです。

  • 一般型
  • 神経型
  • 生殖型
  • リンパ型

この4つの発達について、20歳を100%とすると成長過程はどんな割合になるかが分かります。

画像引用:SGS総合栄養学院

【神経型】には脳・脊髄や視覚・聴覚などが該当します。

【神経型】の発達を見ても、生まれてから幼児期まで急速に発達し、児童期にカーブが緩やかになっていることが読み取れますね。

12歳には【神経型】がほとんど完成!

絶対音感を身に付けたいなら早期教育がおすすめ!

ここまで読んできた方は、絶対音感を身に付ける場合は早期教育が必要だということが分かったのではないでしょうか?

大人になってからは身に付かない

大人になってから「絶対音感がほしい」と思っても、残念ながらもうすでに耳の機能が完成してしまっているため難しいでしょう。

これは先ほどご紹介した2つの発達曲線のグラフからも、お分かりいただけるかと思います。

訓練するなら早期教育がいい

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子どもに「絶対音感をつけさせたい」と思うなら、できるだけ早い時期から音感教育を行いましょう!

お腹に赤ちゃんがいるうちから胎教として始めるのもいいですし、少しずつ歌が歌えるようになる2~3歳ごろから音感教育を始めても十分間に合います。

タイムリミットは小学校低学年

先ほどの耳の成長のグラフから分かるように、聴力は幼児期に急成長し児童期にはある程度完成してしまいます。

そのため曲線のカーブが緩やかになる小学校低学年くらいが、絶対音感を身に付けられるタイムリミットといえるのではないでしょうか。

ちなみにヤマハ音楽教室の幼児科(4~5歳のコース)では音感教育を大切にしているので、絶対音感を持つ子どもが多くいるようですよ。

絶対音感が遺伝するかは真偽不明

絶対音感は遺伝によって受け継がれるのでは?

・・・という説もありますが、真偽は不明です。

親が絶対音感を持っているとして、子どもがなんの訓練もなしに絶対音感が身に付くかといったらそうではないと思います。

もし親が絶対音感を持っていたら、その子どもは耳の成長期に訓練をすれば、飲み込むスピードは早いはず!

ちなみに私も絶対音感を持っていますが、両親のどちらにも絶対音感はありません。

ですから親がまったく音楽に明るくなくても訓練次第で子どもに絶対音感をつけることは可能というわけですね。

早期から音感教育をはじめよう!

絶対音感は耳の成長期に適切な訓練を受ければ、身に付く可能性があります。

訓練を受けた人が100%絶対音感が身に付くかといったら、そうとはいいきれません。

絶対音感は無理でも、訓練次第で相対音感であれば可能かもしれません。

また、小学校低学年以降に訓練を始めて絶対音感がついたという例もあるようですよ。

もし子どもに絶対音感を身につけさせたいのであれば、なるべく早い段階から音感訓練を始めることをおすすめします!

胎教でモーツァルトを聴かせよう♪

この記事を書いた人

nabecco
nabecco
はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
絶対音感には早期教育が重要

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