普段のレッスンや家での練習ならうまく弾けるのに、ステージに立つと緊張してうまく弾けない・・・という方、緊張をしないようにする方法があればぜひ知りたいですよね!
これを読んで少しでも緊張をコントロールできるようになれば嬉しいです。
緊張を上手にコントロールする方法
ピアノの発表会やコンクールでガチガチに緊張してしまって、いつも通りの力を発揮できないまま終わってしまう・・・という方必見です!
発表するのは1回だけ。発表会やコンクールは「水物である」ともいいますね。
その1回だけの演奏に集中をする練習の仕方はこちらの記事でお話ししました。
では、本番はどうやって緊張をコントロールすればいいのでしょう?今回は本番で緊張を上手にコントロールする方法を3つご紹介します。
頭の中の楽譜を追っていく
本番は暗譜で演奏することが多いと思います。しかし演奏しているときに「お腹すいたな~」とか「そういえば学校の宿題してなかった!」などと余計なことを考えてしまうと、フッと頭が真っ白になって演奏がストップしてしまう・・・なんてことが起きてしまいます。
そうなると、思い出すまでに何度も探り弾きをしてしまって、戻ってこれない状況に陥ってしまいます。すぐに思い出せればいいのですが、焦って動揺してしまうので、ますます戻ってこれなくなるという悪循環に・・・考えただけでも恐ろしいですね。
そうならないためにも、 頭の中に楽譜をイメージし弾きながら楽譜を追っていきましょう。
先生の注意、指番号などがどんな風に書いてあるのか思い出して、それを一つ一つていねいにクリアしていくのです。
楽譜に書いてあることを思い出すことで「あ、つぎは急がないように気をつけなきゃ!」などと自分に言い聞かせて気持ちを落ち着かせましょう。
いつもより気持ちを込めて弾く
緊張で手や足が震えてしまう・・・という方に効果的なのが、 いつもより気持ちを込めて、リズミカルな曲ならリズムに乗って弾くこと です。
気持ちを込めて演奏すると、「震えてる・・・どうしよう・・・」という気持ちを抑えることができます。気持ちを込めることに意識がいくので、震えていたことを忘れてしまうのです。
リズミカルな曲なら、思いっきり体でリズムを感じてみてください。リズムに乗ることで気が紛れます。でも、コンクールだとしたらやりすぎは禁物ですよ。
テンポは少しだけゆっくりにする
本番は心拍数が上がって焦ってしまうもの。当然そのまま弾き始めればいつもよりテンポが速くなってしまうでしょう。
テンポが速くなると、いつもは弾けていた細かいパッセージで指が思うように動かず転んでしまったり、リズムが崩れたりしてしまいます。間違えると余計に焦って速くなってしまうこともありますね。
そこでおすすめなのが、番の弾き始めのテンポはいつもより少しだけゆっくりにすること です。少しゆっくりに弾くことを心がければ、心拍数の上昇と合わさって、結果的にいつもどおりのテンポで弾けるはずですよ。
まとめ
いかがでしたか?本番は誰でも緊張するものです。普段緊張して失敗ばかりを繰り返している人は、今回紹介した3つの方法をぜひ試してみてくださいね!
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