絶対音感はどんなトレーニングをすれば身につけることができるのでしょうか?
今回は絶対音感を身につけるために、幼少期にできるトレーニング方法をご紹介します。
絶対音感は4つのトレーニング方法で手に入れる
絶対音感は耳が成長する7歳までに身につけないと、手に入らない ということを以前ご紹介しましたね。
それでは幼少期にどんな訓練を行えば、子どもに絶対音感がつくのでしょう?
具体的な方法をご紹介します。
(※個人差がありますので、この通りにやっても全員がつくわけではありませんが、音感は鍛えられます)
かんたんな曲をドレミでうたう
小さい子どもはまだ鍵盤を弾くことができないので、まずはドレミでうたうことに慣れさせます。
かんたんな短い曲(8小節くらいで終わる曲)を大人が音とりしながら同じピッチで真似してうたわせましょう。
たとえば
- 「メリーさんのひつじ」…ミーレドレ ミミミ ~
- 「ちょうちょ」…ソミミー ファレレー ドレミファソソソー ~
- 「さいたさいた」…ドレミー ドレミー ソミレドレミレー ~
など、子どもが親しみやすい曲などがおすすめです。
和音をドレミでうたう
旋律をドレミでうたうことのほかに、 和音(ハーモニー)をドレミでうたうことも大切なんです。
いろいろな調の和音(Ⅰ Ⅳ Ⅴ7)をドレミでうたわせます。こうすることで、ハーモニー感が身につくので、 曲を聴いただけですぐにコード進行を聴き取れる耳が養われるのです。
まずはかんたんなハ長調からはじめて、徐々に♯や♭がつく調にチャレンジしていくといいでしょう。ピアノで音とりをしてあげながら、同じピッチで和音をうたいます。
かんたんな3つの調の和音(Ⅰ Ⅳ Ⅴ7)は次の通りです。
- ハ長調・・・ドミソ ドファラ シファソ
- ト長調・・・ソシレ #ファドレ ソシレ
- ヘ長調・・・ファラド ファ♭シレ ファラド
このあとはイ短調やニ短調、二長調、変ロ長調などに挑戦してみましょう。
鍵盤を弾きながらうたう
子どもが鍵盤をある程度把握して弾けるようになったら、 ドレミをうたいながら弾くということをさせてください。
このときにピアノと同じ高さの音でうたえていないと、トレーニングする意味がなくなってしまう ので注意してくださいね。
特に子どもが小さいうちは弾くことだけに意識がいってしまいがちなので、となりで親が一緒になってうたってあげるといいでしょう。
音感トレーニングアプリで鍛える
音感を鍛えるアプリもいろいろリリースされています。 遊びながら音感を身につけることができるので、小さい子どもも楽しくできるはず。
音感を鍛えるアプリについては、こちらの記事をご覧くださいね。
⇒あなたの音感は?ゲーム感覚でできる音感アプリ5選
まとめ
子どもに絶対音感を身につけさせる方法を4つご紹介しました。参考になると嬉しいです。
効果が現れ始めるまでは時間がかかります。個人差なので、3ヶ月くらいで身につく子もいれば年単位をかけてじわじわと成長する子もいます。
あせらずゆっくりトレーニングしてみてくださいね!