伴奏者賞をとるにはどうしたらいいの?
校内合唱コンクールのピアノ伴奏に選ばれるということは、ピアノを習っている人にとって嬉しいことですよね!
その一方で、曲がすごく難しかったり、指揮者が全然合わせられなかったり・・・と不安な面もあるのではないでしょうか。
伴奏者に選ばれたら、考えてしまうのが「伴奏者賞」ですよね。ピアノを習っている人にとって、伴奏者賞は栄誉です。伴奏者賞をとることで、自信もつくはず。
では、どうしたら伴奏者賞がとれるのでしょう?今回は、合唱コンクールで伴奏者賞をとるためにできることをお話しします。
(合唱コンクールの指揮者についてはこちらをご覧くださいね)
審査基準や審査員は誰なのか
学校によって審査基準がバラバラなので、「こうしたら絶対に大丈夫」ということはいえません。
合唱コンクールの審査員は、校長先生や教頭先生など校内の偉い先生というところや、外部から合唱の指導を行っている専門家を招くところもあります。
もし外部から音楽を理解している人が審査員としてやってくるなら、技術的な部分はもちろん、表現力も磨かないといけません。細部まできちんと弾けるように練習しましょう。
一方で校内の先生が審査員だとしたら、細かいところまではわからないので、表現力やクラスの一体感というところに重点が置かれると思います。
審査員が誰なのか、審査基準はどんなところなのかを事前にチェックしておきましょう。
選曲も重要!
そして大事なのが選曲です。 どんな曲を選ぶかで伴奏者としてのテクニックを見せられるかが変わってきます。
曲を選ぶ段階で、かならず伴奏者も同席して自分の意見をいいましょう。では具体的にどんな曲を選ぶと映えるのでしょうか?
- 緩急がある(テンポが速いところ、ゆっくりなところがある)
- 盛り上がりがはっきりしている
- 速弾きやアルペジオなどテクニックが必要な場面がある
このような要素がふくまれている曲がいいです。あまり曲調に変化がない単調な曲は、伴奏も単調なのでテクニックをみせることができません。歌いやすくても、伴奏者賞をとるには不向きな場合があります。
指揮者ときちんと打ち合わせしよう
「指揮と伴奏が合っているか」ということも伴奏者賞を狙うには必要になっていきます。
「指揮者が全然振れなくて、私に合わせてもらってるの」という伴奏者の話も聞きますが、それでいいのでしょうか?クラスの合唱をまとめるのは、伴奏者ではなく指揮者です。そこは勘違いしないようにしましょうね。
指揮者がうまくできないなら、伴奏者が寄り添って練習に何度も付き合ってあげましょう。「あうんの呼吸」でできるようになればベストです。
「ここはもっと盛り上げたい」「ここはもう少しゆっくりしたいんだけど」・・・など指揮者と細かいところを打ち合わせながら練習してくださいね。
そして 本番は自分の伴奏だけに集中せずに、指揮者をチラチラ見ながら弾くくらいの余裕をもてるようにしましょう。
まとめ
近年の中学校のピアノ伴奏は難しいものが多いです。自分の力量に合わせたものを選ぶことも大事ですね。伴奏者賞をとりたいがために、難しいものを選んで弾きこなせず自爆・・・といったことにはならないようにしてください。
指揮と合唱、そして伴奏の3つがまとまってすてきな音楽になることを心がけましょう。「目立ちたい」という気持ちもわかりますが「伴奏はあくまで脇役」という気持ちも忘れずに。