ピアノを弾くときに手首が下がってしまうときの対処法

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ピアノを弾くとき手首が下がる・手首の高さの改善方法
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小さい生徒さんをはじめ、習いたての生徒さんがピアノを弾くときに手首が下がってしまうことは、よくありますよね。

この記事は

  • 手首の高さを安定させたい
  • 手首が下がるクセを直したい
  • 手首の高さを改善する方法を知りたい
  • ピアノがうまくなりたい

という方におすすめです!

今回は どうやったらピアノを弾くときに手首が下がるのを直せるか 、その改善方法や練習のコツをご紹介します。

初心者から経験者まで、手首の正しい使い方を意識することで、演奏力を向上させましょう!

日頃から意識しよう♪

\姿勢も確認してね/

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クセを直すのには時間がかかる

幼いころについたクセは、直すまでに同じ歳月がかかる

という言葉を、小さいころから恩師に言われてきました。

もしピアノをはじめて3年間、手首を下げた姿勢でピアノを弾いていたとしたら、正しいフォームに直るまで3年かかる

…ということになりますよね。

これに関して実験していないので真偽は不明ですが、やはり長いことかけてついてしまったクセは、なかなか直るものではないと思います。

でも、思い立ったが吉日!

正しいフォームでピアノを弾いた方が、体も楽ですし多彩な音色を出すことができますよね。

手首が下がってしまう原因を知ろう

まず、どうしてピアノを弾くときに手首が下がるのか、その原因を知ることが大切です。

原因に合わせて、対処法が異なる場合もありますので、以下の記事のなかで思い当たる節がないか、探してみてください。

\あなたの場合は何が原因?/

手首を正しい位置に戻すアプローチ

ピアノを弾くときに手首が下がる原因がわかったら、それに合わせてここからご紹介する対処法を試してみましょう。

いくつか組み合わせて行うのも効果的ですよ!

力を抜き正しい姿勢を意識する

姿勢はとても大切です。

姿勢が崩れると体の変なところに力が入ってしまい、それが原因で手首が下がっていることもあります。

ピアノの椅子に座るときは、 腰でしっかりと上半身を支えるよう意識しましょう。

\姿勢も確認してね/

力んで肩~手に無駄な力が入ってしまう場合は、ピアノを弾く前に体の力を抜くことを心がけましょう。

  • 肩を上げて一気に落とす
  • 手をブラブラ揺らす
  • 腕を広げ、でんでん太鼓のような動きをする

足台・補助台を設置する

また、足がブラブラの状態では体を安定して支えることができません。

踏ん張りが効かずに、自然と手首に力が入ってしまいます。

そうならないために、足がきちんと床に付くよう次の対策をしてみましょう。

  • 足台を設置する
  • 足台代わりになるものを設置する

\高さ調整できるものがおすすめ/

足台の代わりになるものを使ってもOK

足台はちょっとお値段が…

と足台購入に躊躇するお家も多いと思います!

確かにコンクールに何度も出場するなら、マイ足台が必要かと思いますが、子どもの成長は早く2~3年経ったら足台卒業ということも十分あり得ます。

足台の購入をためらう場合は、足台の代わりになるものを設置してあげましょう。

足台の代わりとなるものとしては、

  • 厚めの漫画や雑誌を重ねる
  • 段ボールに物を詰めて補強する
  • 100円ショップで売っている発泡スチロールのブロックを使う

このようなものが挙げられます。

椅子の高さを下げて足を床につけるのはNG

椅子を下げれば足が床に付くでしょ?
足がつくところまで椅子を下げればいいんじゃない?

と思われる方もいるかもしれませんね。

これはNGです!

なぜかというと、身長の低い子の場合、椅子を下げるとピアノに座ったときに手首~肘の位置が鍵盤よりも下になってしまい元も子もないからです。

これでは正しい姿勢になりませんよね。

椅子の高さも重要ですよ。

このパターン多いです!

手首を下から支えてあげる

実際にピアノを弾いている子どもの手首の下に手をそえて、手首を支えてあげた状態をキープする方法もあります。

逆に、服の袖を上から引っ張って高さをキープしてあげる方法もありますが、長袖のとき限定になりますね。

ただ、ずっと支えてつづけるのは大変ですし、弾いている本人は演奏しにくいため、練習の数分間だけ感覚を掴む程度に留めておきましょう。

鍵盤の隙間に紙を挟む(自己責任で)

ずっと手で支えてあげるのは、ちょっと大変

という方は、鍵盤とピアノ本体の隙間に紙を挟んでみる方法も試してみてください。

しかし、ピアノに物を挟むのは、楽器を傷めることにもなりかねないので自己責任でお願いします!

紙を挟んだら、その紙に手首がぶつからないように注意してピアノを弾いてみましょう。

「手首を下げないで弾く」という感覚がわかるはずです。

手首が下がった状態と紙を挟んで手首が上がった状態のビフォーアフターはこんな感じ。

ビフォー

アフター

この方法の欠点としては、紙を挟んでピアノを弾くため、「カスカス」と擦れる音が出てしまうこと。

手首の高さは調節しやすいのですが、雑音が難点です。

手の甲に物を置いて落とさないように弾く

ゲーム感覚で行ってみると楽しいのが、手の甲に物を置きながら弾く方法です。

手の甲に載せられるものなら何でもOKですが、落ちたときに危なくないものにしましょう。

小銭などの金属ですと、鍵盤に落ちたときに傷ついてしまうため注意が必要です。

手の甲に載せるものは、なるべく平らな面積が多いものがおすすめです。

  • 消しゴム
  • 平らなボタン

などで試してみてください。

曲の練習ではなく、 ハノンやバーナムなどテクニックの練習やスケールの練習のとき にお試しください。

あくまでもゲーム感覚で!

手指や手首の筋力を鍛える

手指や手首の筋力が足りないことで、手首が下がってしまう場合もあります。

生徒を見ていると、右手は手首の高さをキープできるけど左手はダラーンと下がっている子が多い傾向があるように感じます。

これは、右利きの子が多いので右手の筋力がついているけれど、左手はあまり使わないので筋力が足りないことが原因なのではないでしょうか?

スポーツ選手ほど鍛える必要はありませんが、左右の手をバランスよく使えるように簡単な運動を取り入れてみましょう!

グーパー運動

これはすぐにできます。

  • 腕をのばし手をパーにする
  • 手を強くグーッと握る
  • パーと開く
  • ①~③を何回も繰り返す

道具を必要としないので、レッスンを待っている間テレビを見ながら…など「ながら運動」が可能ですね!

指寄せ運動

指寄せ運動も、指の独立性を促したり血行を良くしたりできるのでおすすめです。

寄せる指のおすすめは、次のとおりです。

  • 1の指(親指)&4の指(薬指)
  • 2の指(人差し指)&5の指(小指)
  • 指をまっすぐパーの状態にする
  • 上記の指のペアでお互いを引き寄せる
  • もとに戻す
  • ①~③を何回も繰り返す

ダンベル体操

もし家にダンベルがあるなら、手首を傷めない程度にダンベル体操もありです。

ペットボトルに水を入れたものでも代用可能!

  • ダンベルを身体の前で手のひらを上にした状態で握る
  • 手首を手前に(身体の方に)引き寄せる
  • もとの状態に戻す
  • ①~③を何回も繰り返す

トレーニングのしすぎにはご注意を♪

正しい手首の位置で多彩な音を表現しよう

ピアノを行くうえで手首の高さはとても重要です。

手首が下がり指がつぶれていると、体・腕の重さが指に伝わらず強弱を上手に表現できないばかりか、すばやいパッセージを弾くことができません。

手首が下がっているな

と感じたり、ピアノの先生から指摘を受けたりした場合は、今回ご紹介した対策を取り入れて治るように訓練していきましょう!

手首の高さを意識してみよう♪

この記事を書いた人

nabecco
nabecco
はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
ピアノを弾くとき手首が下がる・手首の高さの改善方法

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