みなさんよくご存知のリコーダー。
リコーダーといえば、ソプラノリコーダーやアルトリコーダーをイメージする方が多いのではないでしょうか?
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小学3年生ではソプラノリコーダーを吹いてるよ!
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中学生になったらアルトリコーダーをするようになったよ
きっとこんな流れで音楽の授業でリコーダーを使ってきたはず!
ちなみに、リコーダーにはソプラノやアルトだけでなく、もっと色々な種類があることを知ったのは大学生のころに先輩がとっても小さいリコーダーを吹いているのを見たのがきっかけでした。
今回はリコーダーの種類と特徴についてご紹介します。
「えっ!?こんなリコーダーあったの?」
と驚くかもしれませんよ~!
リコーダーの主な種類と音の出る仕組み
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リコーダーにはよく知られているソプラノやアルトリコーダーのほかにも、いくつかの種類があります。
リコーダーは出すことができる音域によって、次のように分類されます。
- クライネソプラニーノ
- ソプラニーノ
- ソプラノ
- アルト
- テナー
- バス
- 大バス(グレートバス)
- コントラバス
楽器の大きさと音の高低
上のリストにあるリコーダーは上から下にいくにしたがって、音域が高→低となっています。
そして楽器の大きさは、小(短)→大(長)となります。
楽器が小さい(短い)ほど高い音が、楽器が大きい(長い)ほど低い音が出る仕組みですね!
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弦楽器も同じだね!
リコーダーの音が出る仕組み
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リコーダーはフルートと同じように息(空気)を使って演奏する楽器です。
管のエッジにぶつかった空気が共鳴し、音が出る仕組み。
また音程を作り出すには
・管の形状
・トーンホール(音孔・指でおさえる穴のこと)の大きさ
・トーンホールの位置
これらが大きく関係してきます。
さまざまな種類のリコーダー演奏を見てみよう!
個々からは実際にさまざまなリコーダーを使って演奏している動画を見てみましょう!
アイネクライネナハトムジーク(リコーダー7重奏)
こちらはリコーダー7重奏で演奏した「アイネクライネナハトムジーク」です。
- ソプラニーノ
- ソプラノ
- アルト
- テナー
- バス
- グレートバス
- コントラバス
この7つの種類のリコーダーを使用しているそうです。
動画の中で各リコーダーの説明をしているので勉強になりますよ!
小組曲「ピタゴラスイッチ」
ちなみにリコーダーといえば「ピタゴラスイッチ」を思い浮かべる方も多いのでは?
実際に「栗コーダーカルテット」(ご本人たち)が演奏している動画を見つけました!
カルテットなので4人での演奏ですが、途中でリコーダーを持ちかえて演奏しているのがお分かりいただけるのではないでしょうか?
ちなみにこちらは映像ではないのですが、15年目を記念した新録音バージョンです!
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リコーダーの素朴さ&コミカルさが味わい深い♫
リコーダーの種類を一つずつ確認しよう!
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ここからはリコーダー8種類を、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう!
クライネソプラニーノ
クライネソプラニーノは一番小さなリコーダーです。
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「クライネ」とはドイツ語で「小さな」という意味!
「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」という曲がありますが、「ひとつの・小さな・夜の・音楽」と直訳され「小夜曲」の意味になっているってご存知でしたか?
大きさはソプラノリコーダーの半分くらいで18cmほど。
ソプラノリコーダーよりも1オクターブ上の音域を出すことができます。
運指はソプラノに似ていて、C管です。
大人が演奏するには楽器が小さすぎて、指を動かすのがとても大変です!
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2NX8U4+3LSINM+2HOM+BWGDT)
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ソプラニーノ
ソプラニーノは2番目に小さいリコーダー。
長さは24.5cmほど。
アルトリコーダーの1オクターブ上の音域を出すことができる、F管です。
ソプラノ
ソプラノリコーダーは小学校で習う楽器なので、みなさんお持ちのはず!
長さは33cmほど。
器楽合奏では主に高音域を担当します。
穴を全部塞ぐと「ド」の音が出るC管です。
小学生の指に馴染みやすいという理由から、日本では小学校で使用されているようです。
たしかに大人になってから持ってみると「小さい!」と思うかもしれません。
アルト
アルトリコーダーは中学校で習った人もいるはず。
「はず」というのには理由があって、アルトリコーダーは必ずしも中学校で習うわけではありません!
![](https://long-tone.com/wp-content/uploads/2016/12/alto-recorder2-300x202.jpg)
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アルトリコーダーの長さは50cmほど。
穴を全部塞ぐと「ファ」の音が出るF管です。
実はリコーダーの元になったといわれているのが、アルトリコーダーです。
バロック時代に使われていた「フルート」は「アルトリコーダー」のことを指していたのだそう!
J.S.バッハの作品にも使われていました。
![](https://long-tone.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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テナー
テナーリコーダーは、ソプラノリコーダーの1オクターブ下の音域を出すことができます。
長さはソプラノの約2倍で65cmほど。
ソプラノと同じC管です。
バス
バスリコーダーは、アルトリコーダーの1オクターブ下の音域を出すことができます。
長さはアルトの約2倍で98cmほど。
アルトと同じF管です。
おもに低音(ベース)を担う大事な楽器ともいえます。
吹き口にパイプがついているものがあったり、穴にキーがついていたりと、木管楽器っぽさが見た目にも表れているのが特徴です。
大バス(グレートバス)
グレートバスは、テナーリコーダーの1オクターブ下の音域を出すことができるC管の楽器です。
長さは144cmほど。
こちらもバスリコーダーと同様に、見た目が木管楽器っぽくなっています。
一般的にあまりお見かけする機会の少ないリコーダーの一つです。
コントラバス
コントラバスというと、弦楽器の低音域担当・・・というのをイメージしてしまいますが、リコーダーにもコントラバスリコーダーというものがあります。
バスリコーダーの1オクターブ下の音域を出すことができるF管です。
長さは2mほどになるので、途中で管が折りたたまっているような形状になっています。
こちらもグレートバス同様、なかなかお目にかかることができない貴重なリコーダーといえるでしょう。
まだまだある!?リコーダー
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ここまで8種類のリコーダーをご紹介してきましたが、コントラバスリコーダーよりもさらに低い音域を出すことができるものがあるそうです!
- サブコントラバス
- サブサブコントラバス
ここまでくると、どれくらい低い音がするのか気になりますね。
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リコーダーはソプラノ系 or アルト系に分類される
リコーダーの種類をここまで一つずつ確認してきましたが、C管とF管の2種類あったことに気づきましたか?
リコーダーは大きくソプラノ系(C管)とアルト系(F管)の2種類に分類されます。
リコーダーの種類 | |
ソプラノ系(C管) | クライネソプラニーノ・ソプラノ・テナー・グレートバス・サブコントラバス |
アルト系(F管) | ソプラニーノ・アルト・バス・コントラバス |
たとえばソプラノ系なら、ソプラノリコーダーを基準(0)とすると・・・
ソプラノ系リコーダーの種類 | ソプラノリコーダーと何オクターブ違うか |
クライネソプラニーノ | +1 |
ソプラノ | 0 |
テナー | -1 |
グレートバス | -2 |
このようになります!
ちなみにアルト系はソプラノ系にくらべて、一つ高い楽器と4度、一つ低い楽器と5度違います。
ソプラノ系とアルト系があることで、お互いの出しにくい音域をカバーしつつ、低いところから高いところまで満遍なくリコーダーの音色が楽しめるということですね。
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リコーダーの響きを楽しもう♪
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一口にリコーダーといっても、その種類にはいろいろあることが分かりましたね。
私たちが知っているソプラノリコーダーやアルトリコーダーは、数ある種類のうちの一部です。
リコーダーの音色は、素朴で懐かしいような、そして癒しを与えてくれる・・・そんな効果があると思います。
リコーダーの演奏を聴く機会があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね!
貴重なリコーダーをみることができるかもしれませんよ?
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いろいろなリコーダー曲を聴いてみて♫
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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