前回、「連弾とはなにか」という基本的なことをお話ししましたね。
今回は連弾の面白さや魅力、一方でどんなことが難しいのかなどもお話ししていこうと思います。
連弾っておもしろい♪その魅力とは?
連弾とは1つのピアノを2人(またはそれ以上)で弾くことを指します。詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。連弾の基本が分かりますよ。
今回はさらに踏み込んで、連弾をすることの楽しさやおもしろさはどんなところになるのかをご紹介していきます。
Les Freres(レ・フレール)の連弾を観てみよう
近年では兄弟ピアノデュオとしてLes Freres(レ・フレール)が人気を集めていますね。
彼らは連弾することのおもしろさや魅力を、自らの演奏を通して示していると思います。彼らの演奏を聴けば(観れば)「連弾ってすごい!」「連弾って楽しそう!」と感じるでしょう。
「観れば」という言葉を使ったのは、耳で聴くだけでなくパフォーマンスも演奏の一部と思えるからです。この辺りは動画を見ていただいたほうが早いですね。
♪ルパン三世のテーマ
♪クラブ・イクスピアリ(ディズニーの名曲メドレーになってます)
いかがですか?ちょっと連弾のイメージが変わった人もいるでしょうね。
兄弟だけあって息がピッタリです!
最近ではレ・フレールの影響もあって(?)か、ピアノの発表会に「連弾で参加したい!」という生徒さんも増えてきてます。
連弾のおもしろさ・難しさとは?
連弾は誰かと「合わせる」「アンサンブルする」ことです。 自分1人ではできないような曲でも、先生やお友だちと一緒に弾けば、すごく豪華になります。
たとえば、まだピアノを習いたてでメロディーしか弾けないような生徒でも、先生やお母さんが低音部で伴奏を弾いてあげることで、満足感や達成感を味わってもらうことが簡単にできるようになりますね。
もう少し学習が進んで、お友だち同士で連弾ができるようになるともっと楽しくなるでしょう。お友だちと一緒に1つの音楽を作り上げていく過程は、ときに大変なこともありますが、仕上がったときは充実した気持ちでいっぱいになります。
連弾は2人の手が交差したり、指がぶつかったりすることもあります。そこを「ここは私が奥の方で弾くね」「ここは指を早く移動するね」などと相談することによって、より息の合った演奏をすることができるようになるでしょう。
またいつもソロで弾いている人にとっては、聴こえてくる音が一気に増えるのでバランスを聴き分けるのが難しいかもしれません。でも、よく耳を使って常によいバランスを考えながら弾くと、音楽が立体的になりますよ。
ぺダリングも連弾の難しさの1つです。ペダルは基本的に低音部を担当する人が踏みますが、足を右前へのばすので姿勢を保つのが難しかったり、鳴る音が増える分ペダルの踏みかえるタイミングも難しくなってきます。
お互いの呼吸を近くで感じながら、1つの曲を一緒に表現していくのは、一度ハマると病み付きになるかもしれませんよ。
まとめ
連弾の楽しさ、伝わったでしょうか?個人でピアノを習っていると、なかなか連弾を経験することがないかもしれませんが、ピアノを習っているお友だちがいたらぜひ連弾をしてみてください。
兄弟や姉妹、お父さんやお母さんなど家族と連弾するのも楽しいですよ!
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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