五線マグネットボードの使い方・効果や注意点も!

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五線マグネットボード使用例・効果・注意点
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五線上の音を読むことは、読譜力を養う上で欠かせないスキル。

特にピアノをはじめとしたさまざまな楽器を学ぶ子どもたちにとって、楽譜に素早く対応する力は演奏のスムーズさにもつながります。

そのため、レッスンや家庭学習のなかでは楽しく、効果的にトレーニングする方法が求められるのですが、その一つにマグネットを使用した練習方法があります。

この記事は

  • 五線マグネットでの読譜練習に興味がある
  • 五線マグネットシートの使い方を知りたい
  • どのような効果が期待できるのかを知りたい
  • 扱ううえでの注意点を知りたい

という方におすすめです。

今回は、読譜トレーニングにおいて人気のある「マグネット」を活用した方法について、その効果と注意点を実際の指導経験をもとに解説します。

子どもはマグネット大好き♪

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譜読みトレーニング:マグネット活用の概要

はじめに、五線マグネットシートやマグネットボードはどのようなものなのか、概要をご紹介します。

五線マグネットの特徴

五線マグネットは、五線譜が書かれたボード音符や記号を模した磁石を使った教材です。

視覚的に音符の位置や名前を覚えられるので、早くドレミを読めるようになる助けにもなります。

主な使用場面

五線マグネットは次のような場面で使用されます。

ピアノ教室や音楽教室レッスンでの学習サポート
自宅学習用の教材

子どもでも扱いやすく、遊び感覚で学べるのが特徴ですね。

ヤマハのレッスンでも使われているよ!

五線マグネットを使った読譜トレーニングの効果

おんぷカード読譜アプリも音を読むトレーニングをするうえで効果的ですが、

視覚的にしかアプローチできない

というデメリットもあります。

アプリは画面をタッチしますが、それは「実際に音符を置く」という動作ではなく、正解の階名をタッチするだけですよね。

では、五線マグネットシート(マグネットボード)を使用すると、どのような効果が得られるのでしょうか?

視覚と触覚にアプローチできる

五線マグネットは、視覚だけでなく触覚を使って音符の位置を記憶する方法です。

実際に自分の手で音符の玉を動かすため、次のような効果が期待できるでしょう。

記憶の定着:触覚的に操作することで脳の記憶分野への働きかけが強くなる

空間認識力の向上:五線譜上で音符の正しい位置を理解する力が養われる

手指をたくさん動かすことは、ボケ防止にも効果的といわれているため、ただ目で見て覚えるよりも実際に手を動かしながら学んでいく方が、記憶にも残りやすくなるのではないでしょうか?

子どもの興味を引き付けられる

子どもは「勉強」という意識より、ゲームのような遊び感覚で学ぶ方が興味を持ってくれます。

マグネットを使うことで、退屈な練習がゲームのように楽しく繰り返し取り組んでくれるでしょう。

子どもはマグネットが大好きですよね!

「くっつく」という感覚が面白いのではないかと思います。

あなたは子どもの頃、冷蔵庫や学校の黒板などにマグネットをくっつけて遊びませんでしたか?

私の子どもも冷蔵庫にたくさんマグネットをくっつけたり、マグフォーマーが好きで遊んだりしていました。

マグネットはシールと同じように扱えますが、シールのように一度きりではなく、 何度でも繰り返し使える点が優秀です。

\人気の知育玩具マグフォーマー/

音符読みが早くなる

先ほども触れたように、マグネットは何度も繰り返し使えるのが魅力です。

繰り返しマグネットを使ってトレーニングすることで、音符読みのスピードが向上するでしょう。

創造力が豊かになる

子どもたちが自分でマグネットを並べて、オリジナルのメロディーを作ることもできますね。

また適当に並べた音や和音が「どんな響きがするのかな?」とイメージするのも楽しいものです。

このように五線マグネットは、使い方によって創造性を育むこともできるでしょう。

作曲意欲にもつながるかも?

五線マグネットの使用方法&活用例

それではここから実際のレッスンではどのようにマグネットを使用しているのか、いくつか例をご紹介します。

レッスンで行っている使用例

レッスンでは

  • 線だけにおく
  • 間だけにおく
  • ドレミファソラシドを並べる
  • 聴いた音を並べる
  • 知っているメロディーの音を並べる
  • お団子を作って和音にする

など、いろいろなアプローチができます。

音感育成のために聴音をする際は、五線ノートに書くよりもマグネットで答えさせた方が短時間で効率的に行なうことができるのでおすすめです。

\音感トレーニングにも使える/

クイズ形式・タイムアタック形式も効果的

「やらされている」よりも「もっとやりたい!」と感じさせた方が、子どもたちの意欲・集中力を引き出せます。

そのためレッスンでは、問題を出す際の工夫も必要になります。

  • クイズ形式で出題する
  • 習った曲を穴埋め式で足りない部分を埋めてもらう
  • 制限時間を設けてどこまで並べられるかチャレンジ
  • 誰かと競わせながら行なう

このほかにもさまざまなアプローチができると思いますので、ぜひ楽しめる方法を考えて実践してみてくださいね!

五線マグネット活用時の注意点

五線マグネットをレッスンや家庭学習に導入する際に、気を付けてほしいことがあります。

そのほか市販の五線マグネットを購入する前に、覚えておいてほしい注意点もご紹介しますので、参考にしてください。

五線譜のサイズを確認

大きい黒板サイズのものや壁掛けのホワイトボードでは、その場でしか学ぶことができません。

どこでも持ち運べるようなタイプなら、生徒に購入していただいて家庭でも練習してもらうことができますね。

しかし、五線譜のボードがあまり小さすぎても、音符の位置が分かりにくかったり、マグネットをつまみにくかったりしてしまいます。

子どもの学習には、見やすさマグネットの扱いやすさなども考慮して選びましょう。

誤飲の危険性

マグネットは誤飲の危険があるため、小さな子どもが使用する場合は必ず大人が監督しましょう。

特に使用する本人が大丈夫でも、その下にハイハイ期の妹弟がいる場合は要注意です!

使用後は片付けを徹底し、使用前と同じ個数がそろっているかを確認してくださいね。

安全に気を付けよう!

間違った位置の記憶に注意

繰り返し間違った位置にマグネットを置いてしまうと、誤った記憶が定着する可能性があります。

マグネットでの読譜練習初期は、大人や先生がしっかりサポートし、正確な位置を確認する習慣をつけましょう。

集中力を考慮しながら短時間で

長時間のトレーニングは、子どもの集中力を低下させてしまうことも考えられます。

子どもの集中力は長く続かないため、1回5~10分程度に留め、楽しく進めることを心がけましょう。

\アプリも併用してみない?/

おすすめの五線マグネットボード

五線マグネットボードは、ヤマハのグループレッスンに入会すると教具として購入することになりますが、そのほか市販されているものもあります。

\解説動画付き/

\ホワイトボードマーカーも使える/

脳を刺激しながら定着させよう

譜読みトレーニングとしてマグネットを使う方法は、視覚・触覚を使用しながら子どもが楽しく学べる効果的な方法です。

使用時には、正しい場所に置けているかの確認や誤飲や紛失などの安全性への考慮も必要です。

レッスンだけでなく、家庭でも手軽に取り入れられるので、ぜひお試しくださいね!

導入期のレッスンにおすすめ♪

\その他の読譜教材はこちら/

この記事を書いた人

nabecco
nabecco
はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
五線マグネットボード使用例・効果・注意点

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