子どもの発表会や、クラシックのコンサートを聴きにいくとき、どんなことに気をつければいいのでしょう?
スマホ・携帯電話やビデオカメラなど、音の出るものの設定や、途中でトイレに行きたくなったとき、小さい子どもがぐずったときの対処方法などをご紹介します。
司会のアナウンスで諸注意を確認しよう!
発表会やコンサートを聴くときには、いくつかのマナーがあります。
演奏中に客席が騒がしくなってしまうと、演奏している方も聴いている方も集中できませんよね。
多くのコンサートでは、司会者が冒頭で注意事項を話します。
「いつもと同じこと話すから聞かなくても大丈夫!」
・・・とスルーされがちですが、コンサートごとにOKなことやNGなことが違うので、司会のアナウンスはよく確認してくださいね!
そのほか、プログラムに諸注意を載せている場合もあるので、そちらも併せてよく確かめておきましょう。
スマホ・携帯電話・ビデオカメラなど音の出るもののマナー
まずは、音の出るものを持っている場合のマナーについてご紹介します。
スマホ・携帯電話の着信
演奏の途中でスマホの着信音がなってしまった・・・なんてことになったら、演奏者は気を乱してしまいますし、周りの人にとっても迷惑にもなります。
着信音に気を取られて間違ってしまったから、もう一回弾いてもらいます・・・なんてことはできませんから。
マナーモードに設定する場合も、バイブレーション設定はやめた方がいいでしょう。
静かな会場で、「ブーブー」とバイブレーションが鳴ると、とっても響くんです!
スマホや携帯電話は サイレントモードに設定するか、電源を切るのが鑑賞時のマナーです。
スマホでの写真・動画撮影
スマホでの写真・動画撮影は判断が難しく、主催者によって異なります。
OKというところもあればNGというところもあるでしょう。
なぜかというと、スマホで写真や動画を撮影する際には、必ず撮る前と撮り終えた後に「プッ」「ピコッ」などという音が鳴ります。
防犯システム上、音が出てしまう仕組みになっているんですね。
演奏の途中で音がならなければOKということも考えられますが、こればかりは主催者に確認しておいた方がよさそうです。
ビデオカメラでの撮影
ビデオカメラでの撮影は多くの発表会やコンサートで問題なく行えます。
ただし、これも アラーム音がならないように設定するなどの配慮が必要です。
また三脚を使う場合は、座った状態で自分の頭より低い場所にカメラがくるようにセッティングしましょう。
あまり高い位置にセッティングしてしまうと、後ろの席の人からクレームがきてしまいますよ。
YouTube・SNSへの公開はよく考えよう
近年、撮影した動画はすぐにSNSによって発信できるようになりました。
自分の子どもだけ映っているのであれば、公開は親個人の責任なので個人の判断にお任せしますが、「他人」が映っている場合は注意が必要です。
自分が知らないところで勝手に公開された場合、プライバシーの侵害になることもあります。
映っている人の許可を取るか、モザイクやスタンプなどで加工して個人を特定されないような工夫をしてくださいね!
生理現象による不慮の事態が起こったときのマナー
静かにしていないといけない場面に限って、不慮の事態が起こることってありませんか?
トイレに行きたくなったり、赤ちゃんが泣いてしまったり・・・
鑑賞中にこのようなことが起こったら、どう対処すればいいのでしょうか?
トイレに行きたくなったら
演奏中にトイレに行きたくなったら、演奏の途中で席を立つことは避け、 曲と曲の間に移動してトイレに行くようにしましょう。
できれば発表会が始まる前にトイレを済ませておくといいですね。
トイレを済ませて、またホールに入ってくる場合も、演奏中の出入りはせずに、曲と曲の間で席に戻るようにしましょう。
小さい子どもがぐずったら
小さい子どもにとって、知らない曲を延々と聴かされることは、とても苦痛なことです。
飽きてしまうのが普通だと思ってくださいね!
子どもが泣いてしまったり、演奏に飽きてぐずったりしてしまったら、 一度ホールの外に出て飲み物を飲ませるなど気分転換をしてあげるといいですね。
この場合も、曲と曲の間に移動するのが基本ですが、あまりにもギャン泣きして声が会場内に響き渡るようなときは、すぐにホールを出たほうが白い目で見られずに済みます。
「もうちょっとで○○ちゃんの出番だから・・・」
といって、スマホでゲームをさせたり、おやつをあげてなだめたりしている保護者もみかけますが、絶対してはいけません!
ちなみに、ホール内は飲食禁止となっていることが多いので、こちらもあらかじめ確認しておいてくださいね。
咳が出そうになったら
風邪を引いているときや、ホール内の乾燥のせいで咳がでそうになったとき、生理現象とはいえ本当に困ってしまいますよね。
もし咳が出そうになったら我慢できるなら我慢するのが一番ですが、 我慢できないときはハンカチなどで口を覆いながら、小さくコンコンと咳をしましょう。
大きな咳払いなんてしてはいけませんよ。
小さく咳をしても止まらなければ、演奏が終わるのを待ってすぐロビーに出て落ち着くまでホール内に入らないようにしましょう。
演奏前に飲み物でのどを潤す、イガイガを鎮めるのど飴をなめておく、のどスプレーをシュッとする・・・などの対策をしてから鑑賞するのも効果的です。
鑑賞マナーは大人がお手本を見せよう
発表会やコンサートでの鑑賞マナーは、大人が子どもに手本を見せるべきです。
最近は、ホール内で演奏中にゲームをしたりタブレット端末で電子書籍を読んでだりしている人も見かけますが、「一体なにをしにここにきたんだろう・・・」と目を疑いたくなります。
演奏している人は一生懸命弾いているわけですから、聴く側のマナーもぜひ考えてもらいたいと思います。
演奏者、観客、主催者など、演奏会に関わったすべての人が、気持ちよく終えられるのが理想ですね!
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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