「簡単な両手ならできるようになった!」「左手が単音なら両手で弾けるよ!」「カンタンな両手の曲をいろいろ経験させたいな」などというお子さんやお母さん、そして先生のために、レッスンで併用したりお家で弾いたりできる曲集をご紹介します。
両手導入期に併用したいピアノ曲集・4選
ピアノが両手で弾けるようになってくると、子どもは得意げになってきますよね。一方で、「両手が難しいな」「知らない曲ばかりで楽しくないな」と感じてくる子どもも出てきます。
両手で弾くことは、ピアノを習っている子どもにとって初めての「壁」となることが多いです。その壁を上手に乗り越えて、次へのステップにしたいですね。
両手でどんどん弾きたい子、もう少し簡単な両手の曲でたくさん練習したい子のために使用できるおすすめのピアノ曲集をご紹介します。
ゆめキラ☆キッズピアノ はじめてのりょうてそう
ヤマハミュージックメディアから出版されている「ゆめキラ」シリーズの「はじめてのりょうてそう」は、その名の通り初めて両手にチャレンジする生徒を対象として編集されていいます。2015年にデザインがリニューアルされました!
調号は#♭1つまで、左手は単音伴奏でリズムが簡単(ほぼ全音符か2分音符)になっているので、両手に慣れるのにおすすめです。
曲目は「かえるのがっしょう」や「どんぐりころころ」「線路は続くよどこまでも」など、よく知られている曲や、「ミッキーマウスマーチ」「小さな世界」「となりのトトロ」など子どもが大好きな曲など各巻30曲収録されています。
知っている曲を両手で弾くことで達成感を感じさせることができますし、表紙や挿絵のデザインがかわいいので子どもの食いつきがいい曲集ですよ。
指番号に注意が必要なところには☆や、繰り返しの説明が丁寧に書いてあるのも分かりやすくていいですね。
>楽譜 ゆめキラ☆キッズピアノ/はじめてのりょうてそう~おおきなくりのきのしたで~ 価格:1,058円 |
>楽譜 ゆめキラ☆キッズピアノ/はじめてのりょうてそう~もりのくまさん~ 価格:1,058円 |
バイエルでこんなにひける! たのしいピアノレパートリー 2
「バイエルでこんなにひける!たのしいピアノレパートリー」シリーズもヤマハミュージックメディアから出版されています。1巻はメロディーだけなので、両手を弾けるようになったらこちらの2巻がおすすめです。
「こいぬのマーチ」「かっこう」などのほか、子どもたちに大人気の「夢をかなえてドラえもん」「勇気100%」「となりのトトロ」が収録。特に「夢をかなえてドラえもん」は左手がドとソだけで伴奏できるようにアレンジされていて弾きやすいですよ。
このほか、右手と左手を交互に使ってのメロディー奏としてアナと雪の女王でおなじみの「雪だるまつくろう」や、天空の城ラピュタでパズーがトランペットで演奏する「ハトと少年」なども収録されていて、こちらは先生の伴奏といっしょに楽しめるようになっています。
>バイエルでこんなにひける! たのしいピアノレパートリー 2 バイエル9番~43番程度 価格:1,080円 |
きらきらピアノこどものピアノ名曲集
全音楽譜出版社から出ている「きらきらピアノ」シリーズも、子どもに人気です。楽しくユニークなピアノアレンジで知られている轟千尋さんの魔法で、よく知られている曲がキラキラに変身しています。
両手導入期の子どもには1巻から使用するのがおすすめです。1巻には「ちょうちょう」や「こぎつね」、クラシック曲よりショパンの「別れの曲」などもやさしくアレンジされて収録されています。
>楽譜 きらきらピアノ こどものピアノ名曲集 1(170601/バイエル初級~中級程度) 価格:864円 |
ちいさな手のピアニスト
ヤマハミュージックメディアから出ている「ちいさな手のピアニスト」は、発表会用曲集として人気でしたが、2016年リニューアルされ「レッスン・発表会で使える ちいさな手のピアニスト」になりました。
両手ができてきた子どもには1巻や2巻から始めるとよいでしょう。ソロ曲だけでなく、連弾曲も多いので先生やお母さんと楽しめます。
1巻は良く知られている童謡が中心、2巻になるとグルリットやギロック、カバレフスキーの小品にもチャレンジできるようになっています。
>レッスン・発表会で使える ちいさな手のピアニスト1 バイエル導入程度 価格:1,080円 |
>レッスン・発表会で使える ちいさな手のピアニスト2 バイエル前半程度 価格:1,080円 |
新版と旧版で収録されている曲目が違うので注意してくださいね。旧版はこちらです。
価格:864円 |
価格:864円 |
両手の前に与えるピアノ教本のおすすめはこちらの記事を参考にしてくださいね!
⇒ どうやって選ぶ?導入期のピアノ教本の選び方
まとめ
いかがでしたか?ピアノ曲集というとクラシックばかりをイメージしてしまいますが、最近の曲集はクラシックからポピュラーまであらゆるジャンルを盛り込んでいるものが増えてきました。
また収録されているクラシック曲も、タイトルから曲のイメージが膨らませやすかったり弾いていて「おもしろいな」というものが多くなっている感じがします。
おうちでの練習やレッスンでテキスト以外の曲集を併用する場合は、子どもの興味を引き出してあげられるようなものを選んであげてくださいね!
この記事を書いた人
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はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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