ピアノの発表会でドキドキしてしまう人へ・・・
芸術の秋・・・ということで、もうすぐピアノの発表会という人もいるはず。でも何回ステージに上がっても、いつも上手に弾けなくて失敗してしまい、それが苦い思い出になっているという人もいるのではないでしょうか?
今回はピアノの発表会で緊張してしまって、うまく弾けないという方にぜひ試してほしい練習方法をご紹介します。
ピアノの発表会でやってはいけないこと
ピアノソロの発表会やコンクールは、誰かと合わせるわけではないので、一人での戦いとなります。一人で弾くとなると、やってしまいがちなのが次のようなことです。
- 間違ったら止まってしまう
- 間違ったら弾きなおしてしまう
- 間違ったら思い出すまで探って弾いてしまう
- いつも間違えるところでテンポが遅くなってしまう
ざっと考えただけでもこのくらいあります。連弾や伴奏などで誰かと合わせたりするときは、絶対にやってはいけないことですよね。合わなくなっちゃいますから。どれも一人で演奏しているからこそ、やってしまうことなんです。
聴く人の気持ちになって考えてみよう
では、先ほどご紹介した「やっちゃいけないこと」をしてしまった場合、聴いている人はどんなふうに思うか考えてみましょう。
イメージできないな・・・という人は、いつも聴いているお気に入りの曲が途中で何回も止まったり、途中で無の空間ができたり、テンポが乱れたりしたら・・・?と想像してみてくださいね。
どうですか?嫌な気持ちになったでしょ?「せっかくいい気持ちで聴いてたのに!」と思いますよね。
そうなんです。聴いている人が一番大切にしているのは 「音楽が心地よく流れているか」 なんです。だから、どんなにミスしようとも止まってはいけないんです。
止まらないで弾くにはどんな練習をすればいいの?
「練習だから」と思って練習していると「間違ったら弾き直してもOK♪」と考えてしまいます。もちろん間違ったところだけ取り出して部分練習するのはとても大事なことなので、それは必ず行いましょう。
え?話が矛盾してるじゃないかって?
ここからが本題です。止まらないで弾く練習をするためには 1日のうちに何度か1回だけ本番の気持ちになって弾く練習 をしてみてください。
たとえば朝家を出る前に1回だけ、お辞儀も含めて本番のつもりで弾きます。その1回は「どんなに指が転んでも絶対に止まらないぞ!弾きなおさないぞ!」という執念で臨んでください。
タイミングはいつでもOKです。ご飯を食べる前でも、家に帰ってきてすぐでもいつでもいいですよ。
1回だけ弾く練習のあとに、ダラダラ弾きつづけてしまうと集中力がなくなってしまうので、1回だけ弾く練習をしたらあとは弾かなくてOKです。また別の時間にたっぷり部分練習を行ってくださいね。
まとめ
「1回だけ弾く練習」は集中力を高めるとてもいい練習方法です。お辞儀から行うことで本番の気持ちに切り替えられるので、ぜひお辞儀込みでやってみてください。
音楽の流れを大切にして、ステキな演奏ができるといいですね!
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