【ワルツを集めました】有名なワルツを聴き比べてみよう!

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3拍子の舞曲の代表格でもあるワルツ。

ワルツが世界的に有名になったのは1814年に開かれたウィーン会議と言われています。それ以前も作曲されていたと思われますが、ウィーン会議以降いろいろな作曲家がワルツを作曲し演奏会で演奏されるようになりました。

いろいろな作曲家のワルツを聴き比べてみましょう!

 

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いろいろなワルツを聴き比べてみよう!

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pixabay

「ワルツ」というと、どの作曲家のどんなワルツを思い浮かべますか?

多くの作曲家がワルツを作曲していますが、今回はそのなかでも有名なワルツを聴き比べてみたいと思います。

 

「ワルツの父」ヨハン・シュトラウス1世のワルツ

ワルツの父とも呼ばれるヨハン・シュトラウス1世(1804〜1849)は150曲以上のワルツを作曲したといわれています。また、ウィンナ・ワルツの原型を完成させた人物でもあります。

ラデツキー行進曲を作曲したことで有名ですね。

・ローレライ ラインの調べ

 

 

「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世のワルツ

ヨハン・シュトラウス2世(1825~1899)はヨハン・シュトラウス1世の長男で、父を凌ぐほど有名なワルツを残しています。

「ワルツ王」のほかに「ウィーンのもう一人の皇帝」などとも呼ばれているくらい、ウィーンでは功績を残した作曲家なんですよ。

・ウィーンの森の物語

・美しき青きドナウ

 

ショパンのワルツ

ポーランドの作曲家ショパン(1809~1849)はロマン派前期を代表する作曲家で、数々の美しいピアノ曲を残しました。ワルツもたくさん作曲しています。ショパンのワルツは、ピアノを習っている子にとって「いつか弾いてみたい憧れの曲」でもありますね。

・ワルツ イ短調(遺作)

・小犬のワルツ

・華麗なる大円舞曲

 

リストのワルツ

ハンガリーのピアニスト&作曲家でもあるリスト(1811~1886)はピアノの超絶技巧を持つことで有名ですね。彼のピアノ作品は難曲が多いです。自身がピアノストでもあるため、多くのピアノ曲を残しています。

・メフィスト・ワルツ

 

チャイコフスキーのワルツ

ロシアを代表する作曲家チャイコフスキー(1840~1893)は「ロシアのワルツ王」と言われるほど、魅力的なワルツを作曲しました。

なかでもバレエ音楽のために作曲されたワルツは、今日でもよく耳にしますね。

・バレエ音楽「くるみ割り人形」より「花のワルツ」

・バレエ音楽「眠れる森の美女」より「ワルツ」

・バレエ音楽「白鳥の湖」第1幕より「ワルツ」

・弦楽セレナーデ より「ワルツ」

 

ワルトトイフェルのワルツ

ワルトトイフェル(1837~1915)はフランスの作曲家です。ワルツやポルカなどを中心に作曲しました。「フランスのワルツ王」と呼ばれています。

・スケーターズワルツ

・女学生

 

イヴァノヴィッチのワルツ

イヴァノヴィッチ(1845~1902)はルーマニアの作曲家&指揮者です。イヴァノヴィッチという作曲家を「知らなかった!」という人もいるかもしれませんね。

「ドナウ川のさざ波」が代表曲ですが、「ドナウ」といえばヨハン・シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」もあり、混乱しやすいです。・・・が、シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」は明るい曲調なのに対し、イヴァノビッチの「ドナウ川のさざ波」は哀愁を感じさせるワルツとなっています。

・ドナウ川のさざ波

 

レハールのワルツ

レハール(1870~1948)はオーストリアやドイツを中心に活躍した作曲家です。オペレッタを得意とし、その作品のなかでワルツも作曲しています。

・「メリー・ウィドウ」の「ワルツ」

・金と銀

 

ラヴェルのワルツ

「水の戯れ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」などで有名なフランスの作曲家ラヴェル(1875~1937)は印象派の作曲家として知られていますね。ラヴェルはピアノ曲はもちろんのこと、オーケストレーションも素晴らしく「管弦楽の魔術師」と呼ばれています。

・バレエ音楽「ラ・ヴァルス」

・高雅で感傷的なワルツ

 

ハチャトゥリアンのワルツ

「剣の舞」を作曲したことで知られるハチャトゥリアン(1903~1978)は旧ソ連の作曲家&指揮者です。バレエ音楽や映画音楽を中心に作曲しました。

ハチャトゥリアンのワルツといえば、「仮面舞踏会」のワルツですね。日本ではフィギュアスケートの浅田真央さんが2009~2010年のシーズンをSPで使用したことで有名になりましたね。

・「仮面舞踏会」より「ワルツ」

 

ショスタコーヴィッチのワルツ

旧ソ連の作曲家ショスタコーヴィッチ(1906~1975)は交響曲の評価がとても高いことで有名ですね。ショスタコーヴィッチは「4つのワルツ」を作曲しましたが、その中でも有名なのは第2番です。

・ワルツ第2番

 

プロコフィエフのワルツ

「ピーターと狼」や「ロメオとジュリエット」でおなじみのプロコフィエフ(1891~1953)は、ロシアの作曲家&ピアノスト&指揮者です。プロコフィエフ自身がかなりの腕前のピアニストだったこともあり、多くのピアノ作品を残しています。

・バレエ音楽「シンデレラ」組曲 第1番より「シンデレラのワルツ」

 

まとめ

いろいろな作曲家のワルツを集めてみました。

どの作曲家も自分の個性をしっかりワルツに反映していますね。おなじ「ワルツ」でも作曲家によって色が異なるのがおもしろいです。

この他にもワルツはたくさんあるので、機械が合ったらぜひいろいろなワルツを聴いてみてくださいね!

ワルツがどんな踊りなのか、曲の定義・成り立ちなどはこちらで解説しています↓

この記事を書いた人

nabecco
nabecco
はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、自宅でピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。
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