音楽教室講師・ピアノ教室講師は持続化給付金の申請対象になる!計算方法は?

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新型コロナウイルスにより事業の継続が難しくなっている個人事業主も、持続化給付金の対象となっています。2020年5月1日から申請が開始されていますね。 音楽教室講師・ピアノ教室講師も個人事業主として働いていて毎年確定申告を行っている方は、今回の給付の条件を満たしていれば申請できます!

今回は申請条件や、月謝報酬などからどれくらい支給になるのか計算例を挙げて解説していきたいと思います。

※5月15日入金確認できました!

 

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個人事業主も持続化給付金の対象!

個人事業主(フリーランス・自営業)として働いている人も、今回の持続化給付金の対象になっていて、申請し不備がなければ最大で100万円が支給されます。 事業を継続させるために国から支給されるお金なので、返済する必要はありません!

大手音楽教室(ヤマハ・カワイなど)で働く講師さんや楽器店ピアノ教室の講師さん、自宅でレッスンを行っているレスナーさん・・・なども、確定申告(白色でも青色でもOK!)を行っていて、今回の給付条件を満たしていれば申請可能ですよ。

開業届の手間がかかりますが、青色申告をすれば控除額も増えます。会計ソフトを使えば、帳簿管理も確定申告もとってもスムーズに行うことができますよ!私は「やよりの青色申告オンライン」を使っています。もし「まだ白色で確定申告しているんだけど」という方は、この機会に青色に切り替えてみませんか?

申請条件は?

講師誰でも申請できるかというと、そうではなくて以下のような条件があります。

  • 1ヶ月の売り上げ(月謝・報酬の収入)が前年度の同じ月の50%以上になっていること
  • 2019年以前から同じ事業(音楽教室・ピアノ教室)の売り上げがあり、今後もその事業を継続する意思があること

例えば、 音楽教室を辞める意思を示している方、ピアノ教室を廃業しようとしている方は対象にならないので注意 です!

また2019年以降に音楽教室講師・ピアノ教室講師になった方は、特例があります。詳しくは経産省のHPでご確認ください。

 

給付金の計算例

申請条件を見ても「なんだかよく分からない・・・」という方は、次の例を参考にしてみてください。

多くの人が2020年3月・4月に月謝収入が落ち込んでいると思います。特に3月はすぐにオンラインレッスンに切り替えることもできずに、まったくの休講状態になった方が多いのではないでしょうか?

例えば楽器店に所属している場合、3月の月謝が4月に報酬として振り込まれますね。ということは、4月に振り込まれるの3月の報酬明細はもう手元にあるはずです。

前年度の4月に振り込まれた報酬よりも、今年の4月に振り込まれた報酬が半分以下になっていれば申請可能ということです!3月分の報酬明細書で確認できますね。

2019年度が毎月15万円の売上があり、今年の4月振り込みの報酬が0円という場合、次のような計算式となります。

計算式:2019年の総売上(事業収入)ー(4月の売上×12カ月)=支給額(10万円未満は端数切り捨て)

計算例:(15万円×12カ月)ー(0円×12カ月)=195万円

この場合、 支給額が100万円を超えているので、100万円の満額給付を受けることができます。

同じように2019年度が毎月15万円の売上があり、今年4月振り込みの報酬が7万円あった場合(例えば楽器店の仕事はできなかったけど、自宅でレッスンできて7万円は稼いだ場合など)は次のようになります。

計算例:(15万円×12カ月)ー(7万円×12カ月)=96万円

この場合は 100万円を下回っているので、10万円未満の端数切捨てとなり90万円支給される ことになります。※下記参照 制度が見直され96万円支給されることになりました!

※5月9日追記
5月8日の経産相大臣の会見で、10万円未満の端数切捨てを見直し、全額支給するように制度を変更することが明らかになりました。確かに10万円と19万円では大きな開きがでてきますからね。もうすでに端数切捨ての状態で持続化給付金を申請してしまった方は、後日不足分が支給されるとのことです。

ここでいう2019年の総売上(事業収入)について簡単に調べるには、2020年春に提出した確定申告書を見ましょう。今回は例として2019年の1ヶ月の報酬を15万円とし、12カ月を掛けて計算しましたが、月ごとに生徒の増減や発表会収入などで変動があるはずです。

確定申告書B(第一表)の左上にある「営業等(ア)」の部分が2019年の総売上となるので、それを入力してくださいね。売上なので、経費は引かなくてOKです!

 

報酬補償(お見舞金)は売上に含まれるの?

大手音楽教室や楽器店では、いくらか報酬補償が支払われているようです。これは売上に含めるのか・・・というと、 売上に含めなくてOK です!事業収入には当てはまらないので、今回持続化給付金に申請する際の対象となる月の売上には含まれませんし、確定申告に必要な支払調書にも含まれません。

もし帳簿をつけている場合は、報酬補償(お見舞金)は「雑収入」として計上するといいでしょう。

※5月4日追記
楽器店によって報酬補償が「非課税」となっている場合と、通常の「報酬」の一部として課税対象になっている場合があるようです。前者の場合は「雑収入」とできますが、後者の場合は残念ながら「報酬」として計上しなくてはいけません。明細書がどうなっているか、よくご確認くださいね。

 

 

音楽教室講師・ピアノ教室講師もあきらめずに申請を!

今回新型コロナの影響により、音楽教室・ピアノ教室も休講が続き生活が苦しくなっている先生方も多いと思います。私もその一人です。

でも最大100万円の給付を受けることができれば、しばらくの間生活をしていけますし、その間にオンラインレッスンを導入するなどして新たな道を探すこともできます。

こちらの記事でzoomでオンラインレッスンをする場合のインストール・設定方法を解説しています。

最大給付を目指すコツは、 もっとも収入が落ち込んだ月の売上で申請すること です。 もしこの先5月・6月の収入の方が減る見込みがある方は、焦らずにそれを待ってから申請した方が得 ということになりますね。

申請には労力も必要ですが、あきらめずに申請しましょう!

実際に持続化給付金を申請してみて注意したいポイントをまとめてみました。これから手続きをする方は申請前に必要な書類などを確認しておきましょう!

初日申請済みですが5月14日現在振り込まれてません!

※5月15日入金確認できました!

持続化給付金が支払われたけど帳簿をどうつければ分からない方はこちらの記事をご覧下さい。

この記事を書いた人

nabecco
nabecco
はじめまして、nabecco(なべっこ)です。
のんびり田舎ぐらしをしながら、ピアノ&エレクトーン講師をしています。
生徒時代は練習嫌い・劣等生だった経験を活かし、そんな人でも楽しく音楽を学べるような記事作りを心がけています。
主婦目線での子育て情報も。

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